(新竹中央社)半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は16日までに今年第1四半期(1~3月)の決算報告を公表し、熊本工場(熊本県菊陽町)を運営する子会社JASMの最終損益が約9億5100万台湾元(約48億円)の黒字となったと明らかにした。同工場の黒字化は2024年末の量産開始以来初めて。


同工場は前年同期、約32億4900万元(約163億円)の赤字だった。

米アリゾナ州フェニックスに設立したTSMCアリゾナの今年同期の最終損益は約188億700万元(約945億円)の黒字で、前年通年の最終損益である約161億4100万円(約811億円)の黒字を上回った。

また、米国や日本、ドイツなどの政府からの助成金は今年同期計約5億500万元(約25億円)で、前年同期の約351億4900万円(約1766億円)から大幅に減少した。

熊本工場では第2工場の建設が進められており、完成後は回路線幅3ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体製造を行う計画。ドイツ・ドレスデンで進めている工場の建設についてTSMCは、進捗(しんちょく)状況は良好だとしている。

(張建中/編集:齊藤啓介)
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