J3福島のFW三浦知良(59)が、出場機会がなかった札幌戦後に取材に応じ、北中米W杯(6月11日開幕)に臨む森保ジャパンにエールを送った。親交が深く、日本人初となる5大会連続5度目の選出が15日に発表されたDF長友佑都(39)には「日本を新しい景色に連れて行ってくれるんじゃないか」と大きな期待を寄せた。

1998年フランス大会出場を目前で逃したカズにとって、夢舞台であり続けるW杯に挑む後輩たちの飛躍を願った。

 負傷による三笘薫や南野拓実の選外、主将・遠藤航の復帰、そして39歳・長友佑都の返り咲き―。悲喜こもごものメンバー発表会見から一夜明け、カズが選び抜かれた26人の選手たちにエールを送った。

 「少しでも上に勝ち上がってほしいですね。選手全員で、いい成績を収められるように頑張ってほしいです。僕はサポーターとして応援するだけです」

 第2次森保ジャパンは世界一を目標に掲げ、3年半の活動期間で合計86人の選手を招集。親善試合でブラジルやイングランドに勝利するなど、世界の頂を見据えて、地力をつけながら歩みを進めてきた。

 「選ばれた全員も、そして森保ジャパンにかかわりながら選ばれなかった選手たちも、誰もが本当に自己犠牲をして、本当に尋常じゃない努力をしてここまで来たと思います」

 W杯メンバーから外れることのショックは、カズ自身も身をもって体験したこと。椅子を勝ち取った26人だけでなく、選外となった選手たちの努力にもリスペクトを示した。不屈の精神で代表へと返り咲き、5大会連続5度目の選出を果たした最年長の39歳、長友については「僕からしたら、まだまだ若いですけど…僕からしたらですよ?」とニヤリ。食事をする間柄で、折りを見て連絡も取り合うなど親交の深い20歳下の後輩への信頼は厚い。

 「世界、W杯での経験、そして誰よりも熱い気持ちを持っている選手。

日本代表としての『誇り』もそうだし『魂』もそう。長友選手が、日本代表を新たな景色に連れて行ってくれるんじゃないかな」

 98年フランス大会のキャンプ地で落選を言い渡され、帰国後に「日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた」と語ったキング。その「誇り」と「魂」を胸に刻んだ39歳の背中が、世界一への道しるべとなることを期待した。(岡島 智哉)

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