◆体操 ▽NHK杯最終日(17日、東京体育館)

 体操の世界選手権(10月17日開幕、オランダ・ロッテルダム)代表最終選考、愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)代表最終選考を兼ねた大会で、男子2回目は全日本の得点を持ち点として個人総合で争われ、全日本個人総合選手権で史上2人目の6連覇を果たした橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は、340・076点で2位にとどまり、3年ぶりのVを逃した。

 ライバル岡をリードして迎えた最終種目の鉄棒。

序盤の「リューキン」で鉄棒に手が届かずまさかの落下。その瞬間、場内には悲鳴が響き渡った。13・100点と得点を伸ばすことができず逆転され、「ギリギリを狙っていたので、(前の技の)車輪が速くなって勢いを止めることができずに、リューキンに入ってしまった」と悔しそうに振り返った。

 収穫はあった。跳馬で個人総合では2021年の全日本以来となる大技「ヨネクラ」(伸身カサマツ2回半ひねり)を跳び、着地こそ乱れたが成功させた。「冬場から準備してきた。課題はあるけど、跳べたことと点数として残ったところは評価したい」と納得した。

 世界選手権、アジア大会の代表切符を手にした。「世界一を目指してやってきているので、個人総合の世界一というところと、団体の世界一とアジア一ってところですけど、普段から世界一を意識していければ、まずはアジア大会はクリアできると思うので、みんなで意識高くしっかり力を発揮できるように準備していきたいなと思います」と気持ちを高めた。

 ◆橋本大輝(はしもと・だいき)2001年8月7日、千葉・成田市生まれ。24歳。佐原ジュニアで6歳から競技を始める。

世界選手権は、市船橋高3年時の19年大会に白井健三以来、史上2人目の現役高校生で出場し、団体銅メダル。22、23年大会個人総合金メダル。19歳で出場した21年東京五輪は個人総合で史上最年少金、種目別・鉄棒で金、団体で銀メダルを獲得。昨夏のパリ五輪は団体総合で金、個人総合は6位。167センチ。

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