バレーボール ▽大同生命SVリーグ男子 チャンピオンシップ決勝 最終第3戦 サントリー 0―3 大阪ブルテオン(17日、横浜アリーナ)

 2戦先勝で争うチャンピオンシップ(CS)決勝が行われ、日本代表の西田有志を擁するレギュラーシーズン(RS)2位の大阪Bが初の頂点に立った。1勝1敗で逆王手をかけて迎えた最終決戦で連覇を狙ったRS1位の王者・サントリーを3―0で破り、2勝1敗で逆転優勝を決めた。

前身リーグを含めれば、7季ぶり7度目の栄冠。主将・西田は「うれしいの一言です」と喜びをかみしめた。

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 悲願の初優勝だ。昨季はRS1位で通過したが、CSでは準決勝で愛知に屈して敗退。主将として迎えた今季、「一番努力をしないといけない。僕は努力してチームの先頭に立たないといけないと思っていた」と強い姿を見せ続けてきた。

 今季最終戦となったサントリー戦は、アタック成功率70・6%。チーム2位の15得点を決めると、守備でも躍動した。サントリーの得点源、218センチのオポジット、D・ムセルスキーの強烈なスパイクを何度もレシーブ。「飛んできたら上げるしかない。オポジットだからとかは関係ない」と攻守で勝利に貢献、最優秀選手(MVP)にも選ばれた。サービスエースは3本決めてサントリーを揺さぶった。

0―2で迎えた第3セットだ。18―24と決めたら終わりの場面で、サントリーの主将・高橋藍を狙ったサービスエースで勝負を決め、1万2189人で賑わった会場のバレーファンに向けて、雄たけびを上げた。

 今季、西田に主将を託した大阪Bのトーマス・サムエルボ監督は「(主将を)素晴らしく務めてくれた。チームメイトを気にしながら、自分自身に関しても注力できていた。人としても成長した部分がある」と賛辞を贈った。

 昨年12月に第1子誕生を発表。妻で元女子日本代表主将の古賀紗理那さんからは「優勝するために必要なことをやったほうが良い」と伝えられたことを明かし、「結果で返すしかないと思う。妻の力がない限り、このコンディションやパフォーマンスはない。非常に感謝しています。ありがとう」と感謝をのべた。

 試合後、今後の目標を聞かれ「ロス五輪でメダルを取ること」と語った。2季ぶりに代表復帰した26歳から目が離せない。

(今井 隆太郎)

  ◆西田 有志(にしだ・ゆうじ)2000年1月30日、三重・いなべ市生まれ。26歳。4歳でバレーを始める。三重・海星高を卒業後の18年にジェイテクト(現STINGS愛知)に加入。同年に日本代表選出。イタリア1部ビーボ・バレンティア、ジェイテクトを経て23年からパナソニック(現大阪B)でプレー。今季は主将に就任。23年のネーションズリーグ銅、24年は銀。五輪は21年東京大会、24年パリ大会ともに7位。妻は元女子代表の古賀紗理那さん(28)。昨年12月に第1子誕生を発表。186センチのオポジット。

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