◆明治安田J1百年構想リーグ西▽第17節 京都0―4広島(17日・サンガスタジアム)

 京都はホームで広島に0―4と大敗し、5連敗で西の最下位に転落した。3試合連続完封負けの惨状。

浦和の来季監督候補に挙がり、京都指揮6シーズン目の今季限りでクラブとの契約を解除することを15日に発表した曺貴裁監督は、この日の試合後会見で、その影響について言及した。以下は同監督との主な一問一答。

 ―試合の総括を。

 「金曜(15日)に、今シーズン限りでこのクラブを離れることを発表し、きょうの試合に臨んだ。チームとして、ある意味、難しい状況もありながら、選手たちはファイトしてくれたと思うが、自分たちのプレーがそのまま相手の推進力を増すような展開になり、失点した。粘り強さとか、自分たちの大切にしてきたことが、薄れた試合になった。選手もやはり、一筋縄でいかない状態でプレーしているんだなと思った。それも踏まえて誠意をもってやったつもりだが、選手に申し訳ない。きょうの試合を見ると、来年(来季)このチームにいない人と一緒に仕事にすることの難しさを選手も感じながらだったので、今までにない空気感のなかで、申し訳ない状況になっている。残りプレーオフ含めてあと3試合。その時間をどう過ごすか、しっかりスタッフと話し合っていきたい」

 ―今季限りで退任発表後の初戦だった。

 「僕としても(過去に)退任を決めて指揮したことはない。

未経験ゾーン。ヨーロッパの監督とかは、それで一年過ごす人もいる。それはまったく(敗戦の)言い訳にならない。(自身とクラブで)お互いのために話し合って決めたことを選手にもサポーターのかたにも明るみにしてのきょう。自分に責任がある。選手はそれに応えようと一生懸命だった。ただ、想像以上にその影響があったと言わざるを得ない」

 ―サポーターからは試合後、ブーイングではなく拍手が送られた。

 「昨年、一昨年もそうだが、サンガのサポーターに選手ともども助けられて今がある。きょう一種独特ななかで指揮を執らせてもらったが、最後の最後まで応援してもらえたことは普通ではないと思う。選手自身もそれが当たり前ではないと認識して次からプロとして臨まないといけないが、自分が選手に違う気持ちを抱かせ、苦しい思いだったんだろうなという気がする」

 ―攻撃の出力が上がらなかった(シュート本数は京都3、広島14)。

 「攻撃だけではなく、守備も全てのところで上がらなかったところが、きょうの結果につながった。もう一回、謙虚にひとつのボールを追いかけるようなチームでいなきゃいけない。

相手の方がシュートを打っていたが、そんな単純な問題じゃなく、気持ちの部分含めて、点と点がつながらなかった試合。そうはならないだろうと思って、自分の進退を発表したが、何か選手に重しをつけてしまった。数値では、はかれない要素があったのではないか」

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