選外となったモナコMF南野拓実(31)が、北中米W杯期間中、森保ジャパンに帯同することが15日、分かった。南野は昨年12月、所属クラブでの試合中に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。

懸命なリハビリを続けてきたが、本大会までの実戦復帰は困難と判断され、この日発表となった26人からは外れた。一方で森保監督の要望により、南野は大会期間中もチームとともに行動し、リハビリを継続する見込み。詳細な日程は所属のモナコと最終調整中だが、選手枠外での帯同は極めて異例となる。

 この日、テレビ出演した森保一監督は「チームのサポート役、メンターとして帯同してもらいます。本人にはしっかりリハビリをしてもらいながら、チームのサポートをしてもらうことを考えています」と説明した。

 南野は2018年の森保体制発足以降、長らく中心選手として攻撃陣をけん引してきた。昨年11月、日本代表が初めてブラジルを破った試合ではキャプテンマークを巻き、2点を追うハーフタイムに「まだこのゲームは死んでない!」とチームを鼓舞。3―2の逆転に貢献するなど、チームに大きな影響力を誇ってきた。森保監督はそんな南野のプロ意識、そして人間性を高く評価してきた。

 今回の帯同に追加登録などの可能性はなく、試合出場は不可能。しかしW杯までの過程をともに過ごしてきた仲間たちにアドバイスを送るなど、後方支援を行うことはできる。森保監督はこの日の会見で「たくさんの選手たちが、日本代表として戦いたいという気持ちを持って心を寄せてくれて、日本代表として歩んでくることができた」と語り、選外となった選手たちへの感謝を述べた。

その一人である南野。ピッチに立つ夢はついえたが、「別の形」でW杯の舞台へと挑む。

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