人気アニメ『機動警察パトレイバー』シリーズの完全新作『機動警察パトレイバー EZY File 1』公開初日舞台あいさつが15日、都内で行われ、出渕裕監督、キャラクター原案のゆうきまさみ氏、脚本・シリーズ構成の伊藤和典氏、エンディングアーティストの永井真理子が登壇。ゆうき氏が32年ぶりに描いた漫画『機動警察パトレイバー』について語った。


 冒頭、「僕の漫画に出てくるキャラクターがかなりいますので、数えていただけるとおもしろいと思います」と笑顔であいさつしたゆうき氏は、18日発売の『週刊スピリッツ』にて掲載される完全新作読切『機動警察パトレイバー2026』を執筆。1994年の完結以来32年ぶり、初の読切掲載となる。

 舞台あいさつの途中で掲載について紹介されると、ゆうき氏は「期待されすぎても困るんですけど」と困惑。この企画が立ち上がったときは「もう作れないんじゃないっていう気分だった」としつつ、「こういうのだったら描けるんじゃないかなっていうのを見つけました」と執筆時の心境の変化を明かした。

 また「おもしろい漫画ほかにも載ってますんで」と謙そんしたゆうき氏は、司会から「なんでそんなに自信ないんですか!」と聞かれると、「30年ぶりに描くパトレイバーですから、自信ないですよ!」と苦笑い。「こういう話ならできるかなっていう、そういうカタログになっていたらいいかなって思います」と話した。

 『機動警察パトレイバー EZY』は、新たな第二小隊にとって最大の危機が訪れる物語。2017年に制作を発表し、22年にパイロットフィルムをイベントにて公開。24年9月に「2026年プロジェクト始動」を発表したシリーズの新作アニメーション作品で、第1話~第6話は1話完結のオムニバス形式、第7話・第8話は連続したストーリーとなる。

 1990年代末、汎用人間型作業機械<レイバー>は社会のあらゆる分野へと進出した。だが同時にレイバー犯罪も増加、警視庁はこれに対抗すべく特殊車両二課を創設。通称、特車二課パトロールレイバー中隊「パトレイバー」の誕生である。
時は流れ、AIによる自動化が進む2030年代の日本。人間搭乗型の(レイバー)は自立型ロボットに代替が進み、時代遅れとなりつつあった。だが時代が変わろうとも、特車二課の仕事は変わらない。第二小隊は “AV-98Plus イングラム”とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう。

 File 1(第1章:第1話~第3話)につづいて、File 2(第2章:第4話~第6話)が8月14日、File 3(第3章:第7話、第8話)が2027年3月に公開される予定で、シリーズの完全新作は2016年公開の『機動警察パトレイバーREBOOT』以来、10年ぶりとなる。

 『機動警察パトレイバー』は、1988年4月にオリジナルビデオアニメとして制作。舞台は20世紀末の東京で、胸に桜の代紋が輝く警視庁のロボットが、街中を闊歩する世界。そこでイングラムと呼ばれるロボットに搭乗し、犯罪者に立ち向かう特車二課の隊員の活躍を描いた物語。OVA、劇場版、コミック、テレビアニメと次々にヒットを記録し、現実世界が作品世界の時間軸を追い越した現在でも数多くのファンに愛され続けており、押井守氏の監督・脚本で実写化もされた。

 ほかに、Mori CalliopeがVTRで登場。MCは、アバンイラストを担当している天神英貴氏が務めた。
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