人気アニメ『機動警察パトレイバー』シリーズの完全新作『機動警察パトレイバー EZY File 1』公開初日舞台あいさつが15日、都内で行われ、出渕裕監督、キャラクター原案のゆうきまさみ氏、脚本・シリーズ構成の伊藤和典氏、エンディングアーティストの永井真理子が登壇。押井守監督の言葉が明かされたことをきっかけに、本作の属性について語った。


 この日は、上映後ということで、ネタバレも多く飛び出すトークが展開され、たびたび笑いが起こる場面も。ゆうき氏と伊藤が以前からファンだという永井が登場すると、本作が始まったばかりの頃に「実写でやるんでだったら永井さん」という話を制作陣で話していたという話も明かされ、終始和気あいあいとした雰囲気で進められた。

 終盤には、オープニング映像についての話題に。出渕監督は「あえて全員私服みたいな感じで、パトレイバーの日常を描いていくというのもパトレイバーの良さだと思うので、そういうのはちょっと強調してみたつもり」と振り返った。

 続けてMCを務めていた本作のアバンイラストも描いた天神英貴氏が、最近、押井守監督と会ったといい、「あるロボットものを押井さんがやるので、詳しくは言えないですけど(笑)」としつつ、「押井さんが『ロボットもの、初めてやるんだよ!』って言うんですよ」と押井監督との会話の一部を告白。出渕監督も「押井さんもロボットものって認識してないんでしょ」と納得の表情で反応した。

 さらに天神氏が「『いやいや、僕の仕事はいまパトレイバーですよ』って言ったら、(押井監督は)『あ、パトレイバーは日常系なんで』って言われて」と明かすと、出渕監督は「あながち間違っちゃいない」と賛同。伊藤氏も「俺もロボットものと思って描いていない」と続き、ゆうき氏も「ロボットものと思うと欠陥が多い」と続けた。そして出渕監督は「だから違うので!『ガンダム』とは!」と堂々語っていた。

 『機動警察パトレイバー EZY』は、新たな第二小隊にとって最大の危機が訪れる物語。2017年に制作を発表し、22年にパイロットフィルムをイベントにて公開。24年9月に「2026年プロジェクト始動」を発表したシリーズの新作アニメーション作品で、第1話~第6話は1話完結のオムニバス形式、第7話・第8話は連続したストーリーとなる。


 1990年代末、汎用人間型作業機械<レイバー>は社会のあらゆる分野へと進出した。だが同時にレイバー犯罪も増加、警視庁はこれに対抗すべく特殊車両二課を創設。通称、特車二課パトロールレイバー中隊「パトレイバー」の誕生である。時は流れ、AIによる自動化が進む2030年代の日本。人間搭乗型の(レイバー)は自立型ロボットに代替が進み、時代遅れとなりつつあった。だが時代が変わろうとも、特車二課の仕事は変わらない。第二小隊は “AV-98Plus イングラム”とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう。

 File 1(第1章:第1話~第3話)につづいて、File 2(第2章:第4話~第6話)が8月14日、File 3(第3章:第7話、第8話)が2027年3月に公開される予定で、シリーズの完全新作は2016年公開の『機動警察パトレイバーREBOOT』以来、10年ぶりとなる。

 『機動警察パトレイバー』は、1988年4月にオリジナルビデオアニメとして制作。舞台は20世紀末の東京で、胸に桜の代紋が輝く警視庁のロボットが、街中を闊歩する世界。そこでイングラムと呼ばれるロボットに搭乗し、犯罪者に立ち向かう特車二課の隊員の活躍を描いた物語。OVA、劇場版、コミック、テレビアニメと次々にヒットを記録し、現実世界が作品世界の時間軸を追い越した現在でも数多くのファンに愛され続けており、押井守氏の監督・脚本で実写化もされた。


 ほかに、Mori CalliopeがVTRで登場した。
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