「あらまあ……なんて可愛いんでしょう!」「手作りでこの可愛さは反則」――。

画面を埋め尽くすのは、思わず指をうずめたくなるような、ふわっふわで柔らかな毛糸の質感。
そこには、ポケモンファンから絶大な人気を誇るイーブイとその進化系「ブイズ」たちが、まるで命を吹き込まれたかのように佇んでいます。この愛らしい編みぐるみの写真を載せたXの投稿は2.3万件超の「いいね」を集めたほか、67万回超のインプレッションを稼ぐなど大反響。単なる「ハンドメイド」の枠を超えた愛らしさに、見る者すべての語彙力が奪われました。

投稿したのは、ドイツを拠点に活動する編みぐるみ・編み図作家のあみもの工房らんぷ(@ranpeluche)さん。

「私自身がブイズが一番大好きで、ふわふわの編みぐるみで表現できたら絶対に可愛いだろうな、と思ったのが制作のきっかけです」

本来はマフラー用として販売されている特殊な毛糸を使用していることで、唯一無二のふわふわ感が表現されています。

「見た瞬間に何のポケモンなのか分かること、そして私自身が『こうであってほしい』と思う愛らしさがあること。その両立を大切にしています」

制作は、まさに独学と試行錯誤の連続。ブイズの中でも特に苦戦したのは、多彩なカラーを持つニンフィアと、特有のトゲトゲしたシルエットを持つサンダースとのこと。1体につき、1日5~8時間の作業を1週間続けて完成させるという、まさに魂の削り出しのような工程です。

実はこの作品が生まれた背景には、投稿主さん自身に大きな生活の変化があったことが影響しているそう。2025年、夫の転勤に伴いドイツへ移住。それまでの日本での多忙な日々から解放され、「自分の本当に好きなものを作りたい」という純粋な創作意欲が、この愛らしい作品の誕生へと反映されたのだとか。


今回の投稿への反響は凄まじく、当初は約5000人だったSNSの総フォロワー数はわずか5ヶ月で約5万人にまで急増。「編みぐるみが欲しい」という声も殺到したものの、著作権の関係で完成品の販売はできない―。そこで投稿主さんが下したのは、「4年間、作家として大切にしてきた“企業秘密”でもある編み図を公開する」という決断でした。

この決断が、世界中の編み物ファンの心を動かします。同じ毛糸で、自分の手からブイズが生まれる喜びが、国境を越えて広がっていったのです。今も編み図作家として活動を続け、その創作は世界中に笑顔をもたらしています。

編みぐるみでポケモンマスターを目指しているという、投稿主さん。

「2027年発売予定の新シリーズで、イーブイに新しい進化が登場するかも……と密かに期待しています」

次はどんな「可愛さ」が彼女の針先から生まれるのか。その温かな毛糸の魔法から、今後も目が離せません。

私の作った編みぐるみ!

ブイ好きのあなたに届きますようにっ! pic.twitter.com/DPMJ0E1F1E

— あみもの工房らんぷ (@ranpeluche) February 17, 2026





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