2024年5月26日、日光東照宮(栃木県日光市)に意外なものが奉納される。

何かって? ガンプラだよそれは。

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バンダイスピリッツ(東京都港区)は14日、日光東照宮の「日光の社寺」世界遺産登録25周年を記念し、同社が製造・販売するガンプラの新商品を奉納することを発表した。

ガンダムが「家康の甲冑」着て日光東照宮へ 世界遺産25周年記念で新作ガンプラ奉納&先行販売
日光東照宮(画像はバンダイのプレスリリースより、以下同)

読者は思ったかもしれない。

なぜ、ガンプラなのか? 日光東照宮とガンプラに、何の関係があるのか?

日光市とガンプラの意外な繋がり

実は、日光市とガンプラには繋がりがある。

17日、Jタウンネット記者の取材に応じたバンダイスピリッツホビーディジョンによると、市内の鬼怒川小学校では21年6月から同社の協力のもと、ガンプラ工作を授業に取り入れている。課題解決型学習として、プラモデルの組み立て体験を行っているのだ。

そこで同社は日光東照宮世界遺産登録25周年を記念し、同神社がまつる徳川家康の甲冑をガンダムに着せることにした。

「日光市の"プラモデルを活かした地方創生"に寄与するべく、日光東照宮にちなんだガンプラを製作し奉納することとなりました」(バンダイスピリッツホビーディジョン)
ガンダムが「家康の甲冑」着て日光東照宮へ 世界遺産25周年記念で新作ガンプラ奉納&先行販売
「MG 1/100 武者ガンダムMk-Ⅱ 徳川家康 南蛮胴具足Ver.」(c)創通・サンライズ

新たに作られ、奉納されるガンプラは「MG 1/100 武者ガンダムMk-Ⅱ 徳川家康 南蛮(なんばん)胴(どう)具足(ぐそく)Ver.」。

徳川家康が関ヶ原の戦いの際に着用したと伝えられる「南蛮胴具足」の色彩と兜がモチーフになっている。

ガンダムが「家康の甲冑」着て日光東照宮へ 世界遺産25周年記念で新作ガンプラ奉納&先行販売
モチーフとなった「南蛮胴具足」

腰から吊り下げられている「草摺」(くさずり)などの赤は和紙素材のシール、徳川家の家紋「三つ葉葵」は光沢感のあるシールで表現。

刀や薙刀、そして火器を携えており、めちゃくちゃ強そうである。

26日に奉納式を実施した後は、日光東照宮内でガンプラを展示する予定。そして、27日午前9時の開門以降、境内の御神酒授与所で先行販売を開始する。

価格は7700円(税込)、1人3箱まで購入可能。初回制作数は2000個だが、追加制作も予定されている。

また、東京・青海の公式ガンプラ総合施設「THE GUNDAM BASE」やバンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」、その他イベント等でも後日販売されるとのこと。