1月1日に発生した令和6年能登半島地震を受け、石川県周辺の美術館も臨時休館を余儀なくされている。

レアンドロ・エルリッヒさんの「スイミング・プール」やジェームズ・タレルさんの「ブルー・プラネット・スカイ」などを展示する金沢21世紀美術館は、施設設備の点検・整備のため、当面の間臨時休館となることが決定した。


同じく石川県金沢市にある国立工芸館も、地震の被害状況を確認するべく、2日に続き美術館も臨時休館となることが発表されている。

能登半島地震で石川周辺の美術館にも打撃

石川県加賀市にある石川県九谷焼美術館は、館内設備に不具合が出ているため5日(金)まで臨時休館(6日以降も開館は未定)。

同じく、石川県加賀市にある加賀市美術館も、3日(水)は臨時休館となる(4日以降の会館は決定次第発表)。

隣接県である富山県の富山市ガラス美術館は、8日(月・祝)まで臨時休館となる。

「令和6年能登半島地震」による火災で永井豪記念館が全焼

1月1日16時ごろ、石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震(令和6年能登半島地震)が発生。

日本海沿岸に大津波警報・津波注意報などが発令され、1日以降も余震が続いている。


被災地域では、地震や津波による建物の倒壊や火災などが相次いでおり、石川県を中心に死傷者も多数出ている。

石川県金沢市の地方市・北國新聞によれば、石川県輪島市の朝市通り一帯で発生した火災により、漫画家・永井豪さんの記念館が全焼したことが報じられている(外部リンク)。