それなら得意にゃ!仲良しの犬の関節痛をやわらげるため、毎日マッサージを施す猫
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 アメリカで暮らす犬と猫は、昔からずっと仲良しだ。だが高齢の犬は、2025年に股関節を痛めてしまった。

 飼い主は13歳の愛犬の痛みを和らげるために毎晩マッサージをしてあげていたのだが、その間ずっと猫は近くでその様子を見守っていた。

 そしてある日を境に、猫は行動に移す。

 もともと「前脚ふみふみ」という技を持っている猫は、自分も大好きな犬のためにマッサージをしてあげることができると考えたようだ。

 「マッサージならまかせて!」とばかりに、自らマッサージ師となり、毎日欠かさず犬に施術を施すようになったという。

股関節を痛めた13歳の老犬に寄り添う猫

 アメリカ・ワシントンD.C.に暮らす認定動物トレーナーのアンバー・アクアートさんは、13歳の老犬「オークリー」と、猫の「リバー」を飼っている。

 2匹は出会った時からずっと仲がよく、いつも寄り添い、ともに遊び、ともに眠る。

 2025年のこと、オークリーは股関節を痛めてしまい、回復のために毎晩リハビリが必要になった。

 アクアートさんは毎晩、愛犬の痛みを和らげるために丁寧にマッサージを続けた。

 マッサージをしている間、リバーは決まってオークリーのそばに寄り添い、見守っていた。

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飼い主に変わって、犬のマッサージを開始した猫

 飼い主が毎晩オークリーにマッサージをしているのを見て、リバーはオークリーの体調がすぐれないことに気が付いたようだ。

 そしてマッサージすることでオークリーが元気になるのなら、自分にもそれができると思い立ったのかもしれない。

 ある日のこと、リバーは前脚を使ってオークリーの体をやさしくふみふみし始めた。猫流のマッサージだ。

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 それは1度だけではなかった。

その日以来、毎日欠かさず、リバーはオークリーのマッサージを続けているという。

 リバーはオークリーのために、自分ができることを精一杯することで、励まし続けているのだ。

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猫の愛情とマッサージ、ゴロゴロ音で犬に元気を

  リバーは大好きなオークリーをふみふみをするとき、ゴロゴロと喉を鳴らす。

 実はこのゴロゴロ音には、意外な効果がある。

 米国音響学会誌に掲載された2001年の研究[https://pubs.aip.org/asa/jasa/article/110/5_Supplement/2666/550913/The-felid-purr-A-healing-mechanism]によると、猫のゴロゴロ音は25~150Hzの周波数を持ち、この周波数帯は骨の回復、痛みの緩和、筋肉や関節のケアに使われる治療周波数と一致することが確認されている。

 リバーがマッサージをしながら、ゴロゴロと喉を鳴らし、愛情を注ぐことで、オークリーの回復力が高まる可能性がしっかりとあるのだ。

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猫は子猫時代、犬と出会ったことで救われていた

 リバーとオークリーの絆は、2020年にさかのぼる。

 病気で手術が必要だった猫のリバーを、アクアートさんが仮里親として一時的に引き負った。

 その時オークリーはすぐにリバーのそばに寄り添い、回復を見守り続けていた。

 もともとリバーを引き取るつもりはなかったが、2匹があまりにも仲よく寄り添う姿を見て、アクアートさんは正式に家族に迎え入れることにした。

 リバーはオークリーのことが好きすぎて、四六時中ひっついていたのである。アクアートさんは2匹を引き離すことなどできなかった。

 アメリカの動物保護活動では、一時預かりのつもりがそのまま家族になってしまうことを「フォスターフェイル」と呼ぶ。

手放せなくなってしまう、最高の失敗だ。

 あのときオークリーに支えてもらったリバーが、今度は年をとったオークリーを支える番になった。

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 アクアートさんはこう語っている。

 「リバーはオークリーが年をとって助けが必要になっていることを見ていて、自分にできることをしようとしています。異種の動物同士が強い絆で結ばれ、相手を思いやる姿は、本当に心を動かされます」

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