2024年4月21日
Sustainable Investment in Food-System Transition Japan(SIFT Japan)
Sustainable Investment in Food-System Transition Japan(以下、SIFT Japan)は、株式会社ホクリヨウ(証券コード:1384、東証スタンダード)に対し、同社の定時株主総会においてアニマルウェルフェアの強化およびケージフリー飼養への移行に関する定款変更を求める株主提案を行いましたので、お知らせいたします。
本提案は、持続可能で動物に配慮した食システムへの転換を投資の観点から推進するSIFT Japanの取り組みの一環として実施されたものです。
近年、採卵鶏の飼養方法に関しては、欧米を中心にケージフリーへの移行が進み、多くの食品企業や小売企業が調達方針を公表しています。日本国内においても同様の動きが広がっており、この流れが後戻りする可能性は低いと考えられます。
こうした市場環境の変化は、採卵事業を行う企業にとって中長期的な経営課題であり、適切な対応は企業価値の維持・向上に直結します。アニマルウェルフェアへの対応を経営方針として明確化し、定款に位置付けることは、サプライチェーンにおけるリスク管理の強化、顧客および取引先からの信頼の確保、ならびに将来の市場変化への適応力の向上といった観点から、ビジネス上のメリットをもたらすと考えられます。
ホクリヨウは財務基盤が比較的強固であり、ケージフリー飼養を含む動物福祉に配慮した飼養方法への移行に戦略的に取り組むことで、将来的な競争優位の確立および経営の安定に資する可能性があります。
本株主提案では、同社がアニマルウェルフェアを重視し、ケージフリー飼養を含む飼養方法への移行を推進するとともに、その取組状況を開示することを定款に明記することを求めています。
◆ 発起人
本株主提案は以下の発起人(通称)により実施されました。
■ 磐井 朔(投資・企業分析分野)
投資歴約20年の個人投資家。ESGおよび非財務情報を重視し、食品、外食、流通、医療、介護分野を中心に長期投資を行う。日本獣医生命科学大学大学院(応用生命科学専攻)修了。食品企業において環境対策業務に従事した経験を有する。
■ 北穂 さゆり(サステナビリティ/企業エンゲージメント分野)
認定NPO法人アニマルライツセンター シニアコンサルタント。広告出版分野での経験を背景に、公害被害者救済活動および情報発信に従事した後、企業との対話およびサプライチェーンにおけるアニマルウェルフェア課題への対応を担当。現在は企業エンゲージメントを通じて、社会課題への対応を促進している。
■ 岡田 千尋(アニマルウェルフェア分野)
認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事。2001年より動物課題に取り組み、畜産動物のアニマルウェルフェア向上および代替タンパク質への転換に関して、企業、政策決定者、市民への働きかけを行う。日本エシカル推進協議会副会長。
本提案は、投資、企業エンゲージメントおよびアニマルウェルフェアの専門的知見を統合し、企業価値向上および中長期的リスク管理の観点から構成されています。
◆ 提案内容(概要)
定款にアニマルウェルフェアに関する条項を新設
ケージフリー飼養を含む持続可能な飼養方法への移行の推進
取組状況の情報開示
株主向け説明資料はこちらから
https://arcj.org/HOKURYO.pdf
◆ SIFT Japanについて
Sustainable Investment in Food-System Transition Japan(SIFT Japan)は、持続可能で動物に配慮した食システムへの転換を見極め、投資を通じてその実現を推進するイニシアチブです。
https://siftjapan.org/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202604217789-O2-66v0Xd18】