上智大学の永井敦子教授(文学部フランス文学科)は、このほどフランス共和国文化省より「フランス芸術文化勲章(L’Ordre des Arts et des Lettres)シュヴァリエ(Chevalier)」を受章しました。叙勲式は4月10日にフランス大使公邸で行われました。
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同勲章は、シュヴァリエ(騎士)、オフィシエ(将校)、コマンドゥール(騎士団長)の3つの等級からなり、芸術または文学分野における創造的な活動、またはフランスをはじめ世界における芸術と文学への貢献を通じて、卓越した功績を残した個人を表彰するものです。日本人では、映画監督、建築家、芸術家、音楽家、歌舞伎俳優、漫画家、評論家などの著名人が受章しています。
今回の受章は、ジュリアン・グラックやアンドレ・マルローをはじめとする20世紀フランス文学作家に関する長年の研究活動に加え、著書・翻訳書の出版や日仏合同シンポジウムの開催など、日仏の学術交流を継続的に推進してきた点が評価されたものです。
また、日本のシュルレアリスム詩の仏訳アンソロジーを刊行するなど、日本の文学・文化をフランスに紹介し、両国の文化交流に大きく貢献してきたことも高く評価されました。さらに、2021年度から2024年度までの4年間、学生総務担当副学長として、駐日フランス大使館と本学の共催による文化事業を積極的に推進した功績が、今回の受章につながりました。
永井 敦子教授 コメント
今まで、フランス文学を通して出会った日仏の先生方、諸先輩や同僚にお世話になったことに心から感謝しています。フランス人の自立と共生のバランスを尊ぶ生き方や、簡素でも豊かな暮らし方には、学ぶべき点が沢山あります。これからも研究と教育のなかで、両国の文化や社会の魅力を伝えてゆきたいです。
永井 敦子教授 略歴
上智大学文学部フランス文学科 教授。 博士(現代文学、アンジェ大学)。専門は20世紀フランス文学。
1984年に上智大学文学部フランス文学科を卒業後、フランスのアンジェ大学で現代文学を研究。