安倍首相が台風21号被災地を無視して新潟で支援者と会合! 台風直撃の昨日も災害対応せず5時間の秘密行動

安倍首相が台風21号被災地を無視して新潟で支援者と会合! 台風直撃の昨日も災害対応せず5時間の秘密行動
首相官邸HPより
       

 猛烈な暴風が西日本を襲った台風21号。台風による死者は11人、冠水被害と連絡橋のタンカー衝突で孤島となった関西国際空港には約5000人もの人びとが取り残されたほか、平成では最大規模となった停電は本日13時時点でも約50万軒がいまだ復旧しておらず、真夏日の被災地では二次被害も心配されている。

 そんななか、「まさか」の事態が起こった。台風の西日本直撃から一夜明けたきょう、安倍首相はなんと総裁選の票固めのため、新潟県に行ってしまったのだ。

 なんでも関空に取り残された人びとの輸送がはじまったのできょうの新潟行きを決めたというが、一体どういう了見なのだろう。負傷したり住宅被害を受けた被災者も数多い上、大阪や神戸という大都市を襲った暴風の被害は甚大で、なかでも成田に次ぐ国際拠点空港である関空は再開の目処が立っておらず、物流への打撃はもちろんのこと、安倍首相がアベノミクスのひとつに挙げてきたインバウンド政策に多大な影響を与えることは必至。経済的損失も計り知れず、早急な対策を取る必要がある。

 だというのに、きょうの安倍首相は午前から国交省役人らとたったの10分間の面談を済ませると、新潟へ出発。午後からは新潟市内のホテルの宴会場で開催された「安倍総裁の3選を実現する新潟県民の集い」に出席したのだ。

 ようするに、安倍首相はまたも、災害対応よりも総裁選の選挙運動を優先させたのである。しかも、昨晩から本日にかけて、安倍首相は自身の公式Twitterアカウントで災害対応について投稿しただけで、国民に向かって会見を開くことさえしていない。北朝鮮のミサイルが上空を通過したときは、何の被害も出ていないのにすぐさま会見を開いていたのに、災害でこれだけの被害が出ても会見なしとは、あまりに露骨すぎる。

 それどころか、台風の影響でまだ混乱状態にあり、多くの人びとが停電したままの夜に不安を抱えていた昨日18時台には、Twitterに〈自由民主党総裁選挙 安倍晋三総裁の特設ページが開設されました。皆様ぜひ特設サイトもご覧下さい〉などと秘書が投稿。きょうも、明日出演するネトウヨ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)の告知をおこなっている。

 いや、それだけではない。そもそも安倍首相は西日本に台風が直撃した昨日、「災害対策に万全を期す」との理由で福岡・熊本への視察を取りやめたが、言うまでもなくこれも視察という名の総裁選の地固め出張であり、公務ではなくたんなる私的出張だ。

 総理大臣が大規模災害が予測される最中にそんな私的な用件で地方に繰り出すなど言語道断で、中止にするのは当たり前の話でしかないのだが、さらに驚いたのは、「災害対策に万全を期す」と言っておきながら、結局、安倍首相が取った行動といえば、「豪雨非常災害対策本部会議」に午前中に7分、夕方に9分、出席しただけ。合わせて16分間だ。──この体たらくを見ると、視察を取りやめたのは「災害対策に万全を期す」などという理由ではなく、単に台風の影響で帰路に着けなくなるのを考慮しただけではないのかとさえ思えてくる。

 しかも、だ。台風が神戸・大阪を直撃し、屋根が軽々と吹き飛ぶという光景が広がっていたまさにその時間、安倍首相が何をしていたのかが不可解なことに不明なのだ。

 首相動静では、11時33分から40分まで「豪雨非常災害対策本部会議」に出席したあとは〈午後5時2分から同11分まで、豪雨非常災害対策本部会議〉とある。外出すればそれは記載されるため、官邸か、あるいは地下通路で移動できる公邸にいたはずだが、5時間あまり、安倍首相が誰と会っていたのか、何をしていたのかがわからないのだ。

●安倍は西日本豪雨のときも災害対応せずに"極秘会合"を

 じつは、これとよく似た話は起こったばかりだ。西日本豪雨で気象庁が8県に大雨特別警報を出した7月6日、安倍首相は総裁選の票固めのための鹿児島・宮崎県行きを取りやめ、その夜、公邸で規制改革推進会議の大田弘子議長らと会食したあとはそのまま公邸泊したと首相動静にはあったが、じつは公邸で安倍首相は無派閥議員やそれを束ねた菅義偉官房長官と"極秘会合"をおこなっていたことが発覚したのだ。

 基本的に公邸での首相の行動については、記者が首相官邸側などに予定を確認するしかなく、「予定はない」と言ってしまえば行動を秘密にすることが可能だ。だが、もし昨日の午後に災害対応に当たっていたのならば、秘密にする必要などどこにもない。ようするに、台風が西日本を直撃していたそのとき、安倍首相はまたしても総裁選運動に勤しんでいた可能性は十分に考えられるのだ。

 政権浮揚に使えるミサイル問題は危機を煽りに煽り、災害という危機がいざ現実に起こっても、国民の安全より自分のことを優先させる。こうした安倍首相の行動は、西日本豪雨時の「赤坂自民亭」問題にかぎらず、枚挙に暇がない。

 2014年2月に起こった山梨県の豪雪では、その最中に支援者らと赤坂で天ぷら料理に舌鼓を打ち、同年の広島土砂災害では「災害応急対策に全力で取り組む」と宣言したあと、富士桜カントリー倶楽部で日枝久・フジテレビ会長(当時)や笹川陽平・日本財団会長らとゴルフ。さらに2015年の関東・東北豪雨では、孤立して救助を待つ人びとや不明者も多数いたというのに、インターネットテレビ「言論テレビ」に生出演して櫻井よしこや田久保忠衛・日本会議会長とともに安保法制の必要性をアピール......。昨年も、G20首脳会談出席のための外遊中に九州北部豪雨が発生したが、G20閉会後も外遊を続行。緊急性もない外遊から帰国しなかったのは、加計問題追及の閉会中審査に出席したくないからなのは見え見えだった。

 だが、これは「身勝手」「自分のことばっかり」というだけの問題ではない。西日本豪雨で非常災害対策本部が設置されたのは、気象庁が「厳重な警戒が必要」と異例の緊急会見を開いてからじつに66時間後のことだった。災害発生時にもっとも重要なのは初動対応だが、これが遅れに遅れたことによって、救えたはずの命が救えなかった可能性は非常に高いのである。

 安倍首相が総裁選のためにこしらえた特設サイトでは、避難所と仮設住宅で被災者の手を握る安倍首相が大きく写った写真を掲載している。しかし、「災害への対応」という見出しがあるだけで、実績を説明する文章はそこにはない。被災者をダシにして「やってる感」をアピールする......これこそが、安倍首相の実態をよく表しているだろう。だが、呆れている場合ではない。西日本豪雨が象徴するように、この総理は国民の命や安全を守ることなど露ほども考えてはいない。国民はそんな男に命を預けているという、危険な状況にあるのだから。
(編集部)

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2018年9月5日の社会記事

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