
「いつまでしゃべってんねん!」トーク脱線の武田鉄矢をMC浜田雅功が一喝
今回は「特待生昇格降格一斉査定SP」が行われ、特待生4級の篠田麻里子、5級の武田鉄矢、句集出版を目指す永世名人の梅沢富美男が登場。「雪の東京駅」をお題に、まず武田が特待生として初めての査定に挑戦。

<現状維持>
嚏(くしゃみ)して「ずっと君は」へまた戻り
武田鉄矢
「東京駅と雪と言えば、我々世代の頭の中にパッと流れてくるのが、『クリスマス・イブ』。『きっと君は来ない~』という山下達郎さんの歌。頭の中で歌っているんですけど、途中でくしゃみして、もう一回『きっと君は~』から。青春を回想するおじさんのおかしみ、かつて誰もがあったであろう青春の一抹の恋を詠んだわけですね」

長々と句の意図を語り続ける武田に対し、MCの浜田雅功は「まだしゃべってもいいですよ」とフォロー。すると、いつもトークを打ち切られてしまう梅沢は「おかしいじゃないですか。私は永世名人ですよ。(武田は)たかだか特待生なのに!」と猛反発する場面も。
しかし、結果は現状維持。俳人・夏井いつき先生は「発想は良いと思います。
<添削後>
嚏(くしゃみ)して「ずっと君は」へ戻る歌
「ダメ押ししましょう。"戻る歌"ですよ。こうすれば俳句として整う」
劇的添削を受けて、武田は「先生のご指摘の上手さ!」と感激したが、「それはね、俳句を作る人と作詞をやる人の違いだと思う。歌を作る人は割と動作の進行形で...」と話は延々と続き、しだいに大きく脱線。ついに浜田が「いつまでしゃべってんねん!」と一喝してストップさせ、梅沢も大笑いしていた。
篠田麻里子の"冬の海でのグラビア撮影句"を夏井先生が大絶賛「本当に見事!」
続いて、前回1ランク昇格を果たし、「児童館のママたちに『おめでとうございます』って言われたんです。今日も頑張りたい」と意気込む篠田の挑戦に。
<1ランク昇格 特待生4級 → 3級>
レンズ視る裸足の少女海は冬
篠田麻里子
「自分が上京した時を思い出して書いた句です。寒い冬の海でのグラビア撮影をしたり、大変なこともあった。"裸足"は夏の季語なので、季重なりで微妙かなとも思ったのですが、どうしても表現したかった」
AKB48時代の思い出の一句で見事に昇格を勝ち取り、篠田は「やったー!」と大喜び。

さらに「この瞬間に季語としての"裸足"は力を失っていく。しかも少女は楽しんでいるのではなく、仕事とかで被写体になっているのではと分かる。あなたが狙ったことが全てできている。本当に見事! 感心しております」とお褒めの言葉が止まらなかった。
久々のシュレッダー送りで大荒れの梅沢富美男を夏井先生がバッサリ
最後は永世名人・梅沢の「富美男のお手本」。梅沢は「『雪の梅沢』言われるくらい得意なお題」と自信満々で、「私も半径30センチの俳句も詠めるぞと勝負させていただきました。(身近な俳句が得意な)フルポン村上だけじゃなく、俺にも出来るんだ!」と豪語。

<ボツ 残り24句>
風花や改札口に眼鏡拭く
梅沢富美男
「東京駅に行きました。
しかし、結果はボツ。「出来ているけど普通」という夏井先生の査定理由が明かされると、納得のいかない梅沢は「村上は普通の俳句ばっか詠んでるじゃねえか!」とブチギレたが、先生は梅沢を無視して、「定石どおりに型に入れてきたが、さっきあなたが説明した語順で書いた方が季語がぐっと生きてくる」と添削に着手。
<添削後>
改札を出て風花に拭く眼鏡
「"改札を出て"とちゃんと書いた方がいい。読んでいる人も一緒に改札を出た気になる。そして、"風花に拭く眼鏡"と着地します。この"に"が大事なんです」
怒りが収まらない梅沢は「そんなに私が嫌いかい? 村上の俳句と大して変わらないじゃないか!」と猛抗議したが、先生は「大して変わっています」とバッサリ。久しぶりにシュレッダー送りになった梅沢は「なっちゃん(夏井先生)、よく聞いておけよ! 俺のプライドをズタズタにしたのはお前だからな!」と詰め寄ったが、先生は「私です」と"悪魔のほほ笑み"で応戦。まさかの返答に浜田は「あはは、先生認めましたね!」と大笑いしていた。
◇
さて、次回のプレバトは、俳句査定で浅野ゆう子・NANAMI・ぼる塾初参戦!
色鉛筆査定でキスマイ宮田俊哉が本領発揮!?
次回の俳句のお題は・・・

28日(木)よる7時から お楽しみに~! 【動画はこちら】
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