5月18日の近畿地方は1日を通してよく晴れ、兵庫県豊岡市では午後2時13分に35.3℃を観測し、真夏日を通り越して今年初めての猛暑日になりました。

近畿地方で5月に猛暑日となるのは観測史上初で、これまでの5月の最高気温は豊岡市で去年5月21日に観測した34.3℃でした。

また、大阪市では午後1時55分には31.5℃を観測し、今年初めて真夏日となりました。

今年の夏も暑くなる?暑さに備える対策は?前田智宏気象予報士に聞きました。

熱中症を防ぐカギ「暑熱順化」とは?厚労省も呼びかける“汗をかく練習”

【まだ5月なのに…】 観測史上初の5月猛暑日で兵庫・豊岡市は...の画像はこちら >>

5月からこの猛暑日を記録する地点もある中、「7月、8月になったらどうなってしまうのか」と不安の声も聞こえてきます。

暑さへの対策として、厚労省は熱中症になりにくい体づくりをする「暑熱順化」を呼びかけています。

熱中症は気温が高くない時期でも発生するもので、暑さに慣れておくことで、早く汗が出るようになり、体温の上昇を抑えられるといいます。数日から2週間ほどかけて無理のない範囲で汗をかくようにすることがポイントだということです。

「汗をかく練習」具体的なトレーニングは?

【まだ5月なのに…】 観測史上初の5月猛暑日で兵庫・豊岡市は35.3℃ 大阪も初の真夏日 今から始める熱中症対策「暑熱順化」を気象予報士が徹底解説 ポイントは「5月のうちから無理のない範囲で汗をかく」
MBS

では、“暑さに慣れる”ための具体的なトレーニング方法を見ていきます。

【歩く・走る】
歩く目安:30分
走る目安:15分
頻度目安:週5回

【ストレッチなど適度な運動】
運動目安:30分
頻度目安:週5回~

【自転車】
運動目安:30分
頻度目安:週3回

【入浴・サウナ】
頻度目安:2日に1回

前田気象予報士はこれらはあくまでも「汗をかく練習ができれば良い」としたうえで、「継続して30分ずっとやり続けなければいけないということではなく、汗をかくことができれば時間を分割して行うのも良い」と話しました。

また、朝晩はまだ比較的気温が低いということで、昼間の暑い時間を避けて、うまく汗をかく練習するのも良いかもしれません。

カラッとした暑さからジメジメに…今週後半からは雨の予報も

【まだ5月なのに…】 観測史上初の5月猛暑日で兵庫・豊岡市は35.3℃ 大阪も初の真夏日 今から始める熱中症対策「暑熱順化」を気象予報士が徹底解説 ポイントは「5月のうちから無理のない範囲で汗をかく」
MBS

この暑さはいつまで続くのでしょうか?前田気象予報士は「暑さの質もこれから変わってきそうだ」と話します。

近畿地方の25日(日)までの予想最高気温を見てみると、この極端な気温上昇のピークは19日(火)までの見通しです。

20日(水)頃から週末にかけて雨が降る見込みで、それに伴って気温がいったん下がるとみられます。ただ、それでも25℃を超える日が多く、今までのカラッとした初夏のような暑さから一転、ジメジメ・蒸し蒸しとした暑さに変わってきそうです。

海水温も平年より高い状態 前田気象予報士が分析する「今年の夏」

今年の夏の見通しについて、前田気象予報士は「暑くなりそう。ことしも猛暑になるのではないか」と分析します。

温暖化で“ベースの気温”が高い状況がこの5月の暑さにもつながっているとみられるということです

また、今から暑いと海水温も上昇します。それもまた夏の暑さの原因となるようで、5月17日の日本周辺の海面水温を見てみると、広い範囲で平年より高くなっているようです

今年の夏も危険な暑さとなりそう…体を暑さに慣らすというところから始めてみてはいかがでしょうか。

(2026年5月18日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

編集部おすすめ