奈良県立香芝高校で、生徒の遅刻や欠席に関する個人情報が本人以外の生徒に漏えいする事案が2件発生していたことが分かりました。

奈良県教育委員会および学校によりますと、漏えいした個人情報は、「生徒氏名」「組および出席番号」「遅刻または欠席の別とその理由」「入力者(本人・保護者等)」の4項目です。



1件目は先月13日、2年生のあるクラスの授業中、教員が電子黒板に、当日の遅刻や欠席連絡をした2年生合わせて36人分のデータの一部を誤って投影した、というものです。学校側は、当日の遅刻や欠席連絡が入力されていた生徒と保護者に対して謝罪したほか、その後、2年生の学年集会を開き、校長が状況を説明した上で謝罪したということです。

また2件目の事案は、現在の3年生の生徒が1年生だった令和6年度のデータ272人分が、一部の生徒から閲覧できる設定になっていたというものです。

おととし4月5日と5月20日に、それぞれ別の教員の誤操作により、複数人ずつの生徒が閲覧可能な状態になっていて、学校が事態を覚知した先月15日までに、複数人の生徒が実際にデータを閲覧していたことがわかっています。

学校は、3年生の学年集会を開いて校長が状況を説明し謝罪したほか、全校生徒と保護者宛ての謝罪文を配布したということです。

2件とも教員の誤操作が原因であったことから、学校では再発防止策として、先月20日に校長から全教職員に対して、授業で用いる端末で機微な情報を取り扱わないことや、個人情報に係るすべてのファイルを生徒がアクセスできない場所に保存すること、教職員のパスワード管理を厳密に行うことの3点について厳重に指導。さらに、チェック体制の見直しと強化を実施したほか、今後は個人情報管理に関する研修を開く予定だということです。

また、学校側で他の生徒の個人情報を知り得た生徒に聞き取りを行い、さらなる第三者への漏えいはしていないことを確認したということです。

県立香芝高校の校長は「本来学校は安心して通えるべき場所であるにもかかわらず、守るべき個人情報を学校側が漏えいするということになってしまいました。お詫び申し上げます」と謝罪しました。

編集部おすすめ