【モデルプレス=2025/08/05】俳優の渡辺謙が8月5日、東京・護国寺にて行われた芸能事務所「ケイダッシュ」川村龍夫会長(享年84)の通夜に参列した。

◆渡辺謙、川村龍夫会長に感謝

同事務所は7月30日、川村会長が出張先にて逝去したことを報告。
川村会長の突然の訃報を受けた時について渡辺は「(出張先での)お写真を拝見したんですよ。もう満面の笑みで、楽しそうに会食をされている写真を見せていただいて、川村さんらしい最期だなと思って。本当に今日の遺影でもそうなんですけど、人を朗らかにさせてくれる、温かい気持ちにさせてくれる、そういう方だったので。もちろん残念ではあるんですけど、潔い最期だったなと思います」と語った。

最後に会ったのは映画『国宝』の公開舞台挨拶が行われた日だという。「ちょうどホテルにいらっしゃって。その時にいるんだったら挨拶に行くわ!って挨拶に行って」と振り返り、「この間、お顔を拝見しに行ったときに、ご家族の方に『国宝』は観れてるのかな?って言ったら、『観に行ったのよ』って言ってくださって。それが最後にはなってしまった」「本当はこの夏もまた山に行って、川村さんが来られたら、ご飯でも一緒に食べたかったなと思っていたんですけど、叶わず」と惜しんだ。

続けて「僕の危機的な状況を2度も救っていただいて、本当に今こうやって仕事ができているのは本当に川村さんのおかげなので、そういう意味では本当に残念ではありますし。でも、らしい最期を迎えられたんだなと思って。『お疲れ様でした』と、『ありがとうございました』という気持ちで今日は参りました」と感謝。川村会長の人柄を聞かれると「遺影の通りですよ。
本当にあの顔で笑われると、どんなにこっちが辛かったりとか、悲しかったりとかしても『大丈夫、大丈夫、大丈夫よ』って笑って返してくれるような、そういう方だったので、常に背中を押されている、押してもらっているような方でしたね」と明かしていた。

◆「ケイダッシュ」川村龍夫会長の通夜開催

会場には、白を基調としたシンプルかつスタイリッシュな祭壇が。ダリア・バラ・ユリ・胡蝶蘭を中心に用い、落ち着きの中にも華やかさを感じられる、洗練された雰囲気を大切にしたという。この日は渡辺のほか、堺正章、小池栄子、郷ひろみ、清原和博、石原良純、片岡愛之助・藤原紀香夫婦ら多くの著名人も参列した。

◆川村龍夫(かわむら・たつお)プロフィール

1941年1月20日生まれ、東京都出身。市川高等学校の同級生である歌手・鹿内孝に誘われ芸能界入り。「鹿内タカシとブルー・コメッツ」のマネージャーとして活動を始め、後に「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のマネージャーとして活躍。その後、田辺エージェンシー副社長、バーニングプロダクション取締役を兼任し、1993年に芸能事務所「ケイダッシュ」を設立。過去には俳優の渡辺のハリウッド進出を後押し。現在は堺正章、高橋克典らが在籍している。(modelpress編集部)

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