米不足から一転、“コメ余り”による価格低下を防ごうと、JA新潟中央会がコメの生産者に、需要に応じた生産を求める要請書を県農業再生協議会へ提出しました。

【JA新潟中央会 伊藤能徳 会長】
「コメの受注と価格の安定について、特段の取り決めを承りたい」

JA新潟中央会が県農業再生協議会に手渡したのは、コメの生産者に需用に応じた生産を求める要請書です。



国によりますと、コメの民間在庫は今年3月末時点で277万tで、前の年に比べ97万t多く、過去10年で最多になっているということです。

【JA新潟中央会 伊藤能徳 会長】
「受注が飽和状態になれば、価格が一気に下がる(可能性がある)」

県内の農業関係団体の調査では去年、高値で取り引きされたことを理由に、今年の生産者は加工米や飼料用米よりも、主食用米の作付け意向が強いことが明らかになっています。

こうした状況を受け、要請書では生産者などに対して、コメの販売や在庫状況に関する情報提供の強化も求めています。

【県農業再生協議会 石山章 会長】
「コメの下落が非常に心配。中には危機感を持っている生産者もいるが、楽観している生産者もいるので、内容を説明して非食用米への誘導を図っていきたい」

県農業再生協議会は5月から各地域で意見交換会を開くなどして生産者に呼びかける方針です。

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