【農家直伝】レンチンなのにゴージャス感MAX♪「なすと豚バラのはさみ蒸し」がジューシー過ぎてリピ確~!
教えてくれたのは、高知県安芸市の「なすマダム」の皆さん。なす農家の女性で結成したグループで、なすの消費拡大のためレシピを広めています。
「高知県の特産品である、なすとみょうがをダブルで思う存分味わえるレシピです! 味の決め手はたっぷりのゴマと、だしじょうゆ。おいしくて、あっという間になくなっちゃいますよ~」(なすマダム)
みょうがの香り成分には食欲増進の効果があるので、夏バテにもいいとか。暑い時期にぴったりの副菜、いってみましょう!
香りと食感を楽しむ「なすとみょうがの胡麻和え」
材料(2人分)
なす…3本(300g)
みょうが…5本
だしじょうゆ…大さじ1
砂糖…大さじ1
白すりゴマ…大さじ4
作り方
1.なすはへたを取り、縦半分に切ってから1.5~2cm幅の斜め切りにする。
2.1を600Wのレンジで3分加熱する。
3. みょうがは縦に6等分に切る。
4.3を600Wのレンジで1分加熱する。
味がなじみやすくなるように加熱するそうです。みょうがもなすも、全体的にしんなりとなればOK。火の通りが甘い場合は、様子を見ながら20秒ずつ追い加熱してくださいね。
5.ボウルにだしじょうゆと砂糖を入れて、砂糖が溶けるまで混ぜる。
6.2のなすと4のみょうがを混ぜ合わせ、5とすりゴマを加えて和える。
「野菜から水分が出やすいので、食べる直前に和えてくださいね。混ぜた後に味を見て、だしじょうゆの量を調整してください」(なすマダム)
たっぷりのすりゴマがいい香り~! ガラスの器に盛り付けると、涼し気ですね♪
さっそく食べてみると、みょうがとゴマの風味がすごい! 香ばしさとさわやかな香りが、食欲をそそります! 夏バテにいいというのも納得ですね。
なすはシャクッとした心地いい歯触り。みょうがのシャキシャキ食感とのコントラストが楽しい~♪
だしじょうゆの旨味もきいていて、どんどん食べたくなる味です。麺類との相性も良さそう◎
ランチはそうめんやうどんにトッピング、晩ごはんには副菜として出すのもアリだな…。
高知県の特産品をたっぷり使った、香り高い「なすとみょうがの胡麻和え」。ご家庭でもぜひ作ってみてくださいね!
そんなにあるの!?なすの代表的な品種
なすマダムの皆さんが日ごろ栽培しているなすの品種を聞いてみると、次々と品種の名前が上がりました!「どれも食感に違いがあるんですよ~」とのこと。さすが、なすマダム!
<安芸地区で栽培しているなすの品種(一部)>
・お竜(おりょう)
・竜馬
・土佐鷹
・慎太郎
・はやぶさ
「この中で一番新しいのは『お竜(おりょう)』ですね。なす栽培は、実りを良くするために交配作業(受粉)をしますが、お竜は必要ないんです。」(なすマダム)
交配作業は実りをよくするほか、形を均一にする役割もある大切な工程。「お竜」はその作業がなくても、安定して実をつけることができ、色や形も均一になりやすいそうです。
他の品種では「マルハナバチ」という蜂を使い、約2か月間に渡って受粉させるとか。
普段口にしているなすが、これだけの手間暇をかけて育てられていると知り、一つ一つ大事に食べなくては…と改めて思いました!
蜜を吸うマルハナバチ(出典:フォトライブラリー)
「高知なすは7月くらいで出荷が一旦ストップしますが、9~10月頃からまた店頭に並びます。温暖な気候で育ったおいしいなすを、ぜひ味わってくださいね」(なすマダム)
残暑が終わってもたくさんなすを食べるため、なすマダムのレシピ、どんどん紹介していきます♪
ちなみに、なすマダムの皆さんはレシピ動画も公開中!これからも新しいレシピを追加予定とのことなので、チェックしてみてくださいね!
●参考にしたレシピ
なす農家の女性10名で結成した「高知なす」のPRチーム。毎年、小・中学生への出前授業や、店頭での試食販売などを実施している。コロナによる活動自粛をきっかけに、2020年からレシピ動画の配信をスタート。手順の分かりやすさ、温かみのある土佐弁の解説が人気を呼んでいる。