こんにちは、スーパー青果部・青髪のテツです。突然ですが、みなさん「長芋」食べてますか?秋に旬を迎える野菜の一つですが、短冊切りなどにカットした後は、冷蔵庫に入れていたらすぐに変色してしまった、なんてことも。
もちろん、変色しても食べられますが、できれば真っ白な長芋を食べたいですよね。だから今回は、長芋を新鮮なまま保存する裏ワザをお伝えします。タイトルにもあるとおり、食べきれなかったらすぐ「冷凍」すべきなんです!

【青髪のテツ】「カット済みりんごを”1か月以上”長持ちさせる裏ワザ」○○するだけでOK♪食べ方は要注意!

夏の暑さも落ち着いて、秋らしくなってきました!
秋は栗やさつまいも、きのこ、りんごなど、魅力的な食材が旬を迎えますね。
今回は、そんな秋に収穫を迎える野菜の一つ、「長芋」がテーマです。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


さて、ここでみなさんに一つ質問です。長芋の「旬」はいつでしょうか?

「ついさっき秋に収穫されるって言ったじゃん」って思うかもしれませんね。
その通り、長芋の旬は”秋”です。でも、実は”春”にも旬を迎えるんですよ。一年で、2回旬を迎える野菜なのです。

秋掘り長芋の特徴とは

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


長芋は、成長したらすぐ収穫して流通させる「秋掘り」と、収穫をせず越冬させる「春掘り」があります。

春掘り長芋は、冬の寒さを乗り越えることで甘味やコク、粘り気が増しているのが特徴。ねっとりとして味が濃いので、とろろや焼き物にするとおいしい長芋です。


一方、秋掘り長芋は、アクが少なくさっぱりとした味わいをしていて、シャキシャキとした食感が特徴。
秋掘りの長芋を調理するなら、その軽い食感とみずみずしさを生かし、細かく刻んで浅漬けやサラダなどにするのがおすすめです。

カットした長芋の冷凍保存術

ただ、長芋はカットして食べようとすると意外とボリューム感があって消費しきれないもの。
なので、カット済みの長芋をラップしてそのまま冷蔵庫にしまう、ということもあると思います。

でも、ちょっと待った!カット済みの長芋は変色してしまうので、すぐに食べないなら「冷凍」がおすすめなんです!

カット長芋を冷凍する手順は以下の通りです。

1. ボウルに水500mlと酢大さじ1を入れる。


【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


2. カットした長芋を5分つける。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


この工程を経ることで、長芋の変色を防ぎます。

3. 水気を切ってキッチンペーパーで拭き取る。

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4. 保存袋に入れて空気をしっかり抜く。

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5. 冷凍庫に入れる。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


この方法で冷凍した長芋の保存期間は2~3週間程度です。
冷凍といっても目安の保存期間があるので早めに使い切りましょう。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


冷凍した長芋を食べるときは、凍ったまま加熱調理するのがおすすめです。食感が変わりにくくなりますよ。

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なお、今回は冷凍した短冊切りの長芋を炒め、しょうゆと砂糖を適量入れて、仕上げにゴマをかけてきんぴらにしてみました。冷凍したまま火を通したおかげで、生の長芋を炒めたときと比べても、食感にほぼ変わりはありませんでしたよ。ほっくりした長芋に、甘辛い砂糖じょうゆがベストマッチな一品となりました♪

「とろろ」の冷凍保存術

すりおろして「とろろ」にした長芋も、もちろん冷凍することが出来ます。
実はこちらの方が簡単です。

1. 長芋をすりおろす。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


2. ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜く。

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3. 冷凍庫へ入れる。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


この方法で冷凍保存した場合も、保存期間は2~3週間程度です。

冷凍したとろろを食べるときは、冷蔵庫に置いたり流水にさらしたりして全解凍し、解凍したらすぐにご飯や麺類にかけて食べると良いでしょう。


【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


実際に「とろろご飯」にしてみました。解凍したとろろをご飯にかけ、めんつゆとしょうゆを混ぜたたれをかけて、チューブわさびをのせました。これも本当においしい!食感に違和感はまったくなく、「さっきすりおろしたばかり」と言われても気づかないレベルだと思います。

以上のように、冷凍してもちゃんと調理すれば食感がほぼ変わらないので、長芋にとって冷凍はカンペキに近い保存法だといえるでしょう。

冷凍せずに長芋を保存するには…?

長芋に限らず、野菜は包丁を入れると傷みが早くなるので、早めに食べ切るのが一番です。

でも、もし包丁を入れた長芋を冷蔵庫に入れるなら、「包丁で切った部分にラップをしっかり密着させて」から、保存袋に入れて野菜室に入れるとよいでしょう。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


長芋は乾燥すると酸化が進み傷みやすくなります。空気に触れさせないようにして、水分の蒸発を防ぐことが重要です。
なお、上記の方法で保存した長芋は、1週間以内に食べ切るようにしてくださいね。

もし、室温が15度以下であり、包丁で切っていない長芋なら、新聞紙(キッチンペーパーでもOK)で包めば常温の冷暗所で保存することもできます。
その場合は、元の長芋の状態にもよりますが、1ヶ月程度は長持ちしますよ。

【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


【青髪のテツ】からの指令「カット済み長芋は変色前に冷凍せよ!」冷凍がカンペキな保存法だと実証してみた!


以上、「秋に出回る長芋の特徴」と「長芋の保存方法」について紹介しました。
今回お伝えした保存方法で、おいしい長芋をムダなくたくさん食べていただけるとうれしいです。