1963年に発売された2代目スカイライン
日産 プリンス スカイライン(S57型)
2代目スカイラインのS50はプリンスから1963年に発売された。当時、自動車輸入自由化による海外自動車メーカーを迎え撃つために、政府指導で自動車業界の再編が行われていた。
プリンスもその流れにのみ込まれ、66年に日産と合併。しかし、当時のプリンスはレースで大活躍していた時代。決して、衰退していくようなメーカーではなかった。
技術者たちは高い誇りを持ち、自身の技術で素晴らしいクルマをつくり続ける。その高い志によって生まれたのが67年に登場したS57スカイラインだったのかもしれない。
2代目スカイラインのマイナーチェンジであったが、エンジン性能は大きく躍進。
エンジン型式はG1型からG5型となり、まったく違うエンジンが誕生している。
1.5ℓながらハイパワーを誇り、高性能セダンの地位を確立。エンジン性能は変わらず、フロアシフトとコラムシフトのMT、スペースフローと呼んだATの3種を設定し、さまざまなユーザーに広く受け入れられたモデルだった。
エンジンルームが延ばされたGT-A&Bのベース車両となったボディ形状。全体のデザインのまとまりは、この基本スタイルが一番整っている。
67年にマイナーチェンジで登場したS57スカイライン。エンジン最高出力を18ps上げて、88psにまで向上させた。そのパワーの証しとしたエンブレムがフロントに装着されている。
リアにもプリンスの称号。テールには大型化されたコンビネーションランプが採用された。このモデルからしばらくスクエアタイプが続く。
サイドモールエンドに車名エンブレムが装着される。グロリアなども同じ位置にエンブレムが付き、プリンスデザインの特徴ともいえるアクセント。
しかし、1週間後、店から連絡が入った。提示した金額で譲ってくれるという。意外な展開に戸惑う。しかし、この機会を逃すと、もうチャンスが巡ってこないかもしれないと思うと、気持ちは固まり、購入を決めた。
ノスタルジックヒーロー Vol.143 ノスタルジックヒーロー2011年 02月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)
日産 プリンス スカイライン(S57型)
2代目スカイラインのS50はプリンスから1963年に発売された。当時、自動車輸入自由化による海外自動車メーカーを迎え撃つために、政府指導で自動車業界の再編が行われていた。
プリンスもその流れにのみ込まれ、66年に日産と合併。しかし、当時のプリンスはレースで大活躍していた時代。決して、衰退していくようなメーカーではなかった。
技術者たちは高い誇りを持ち、自身の技術で素晴らしいクルマをつくり続ける。その高い志によって生まれたのが67年に登場したS57スカイラインだったのかもしれない。
2代目スカイラインのマイナーチェンジであったが、エンジン性能は大きく躍進。
5ベアリングOHCを採用し、アルミヘッドや燃焼室の改善など、徹底的な改良が加えられた。
エンジン型式はG1型からG5型となり、まったく違うエンジンが誕生している。
1.5ℓながらハイパワーを誇り、高性能セダンの地位を確立。エンジン性能は変わらず、フロアシフトとコラムシフトのMT、スペースフローと呼んだATの3種を設定し、さまざまなユーザーに広く受け入れられたモデルだった。
エンジンルームが延ばされたGT-A&Bのベース車両となったボディ形状。全体のデザインのまとまりは、この基本スタイルが一番整っている。
67年にマイナーチェンジで登場したS57スカイライン。エンジン最高出力を18ps上げて、88psにまで向上させた。そのパワーの証しとしたエンブレムがフロントに装着されている。
リアにもプリンスの称号。テールには大型化されたコンビネーションランプが採用された。このモデルからしばらくスクエアタイプが続く。
サイドモールエンドに車名エンブレムが装着される。グロリアなども同じ位置にエンブレムが付き、プリンスデザインの特徴ともいえるアクセント。
しかし、1週間後、店から連絡が入った。提示した金額で譲ってくれるという。意外な展開に戸惑う。しかし、この機会を逃すと、もうチャンスが巡ってこないかもしれないと思うと、気持ちは固まり、購入を決めた。
ノスタルジックヒーロー Vol.143 ノスタルジックヒーロー2011年 02月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)