「STAY YOUNG総合研究所」とは……

40歳を過ぎてから、仕事もプライベートもどこか振るわない……。もしかすると、それは男性ホルモンの不足が原因かもしれない。

ホルモンとは脳の視床下部や甲状腺、精巣、副腎、脂肪などで合成される化学物質。血液中に分泌して運ばれ、生命を維持する働きを行っている。

さまざまな種類が存在するが、こと我々にとって大切なのが、おもに精巣でつくられる男性ホルモンの一種、テストステロンだ。血中のテストステロン値が高い人は老化しにくく、かつ健康寿命が長いといわれている。さらに集中力や競争心がみなぎり、スタミナも性欲もモリモリ……とまさに男を男たらしめる物質なのである。

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ただ、このテストステロンは40代以降、加齢やストレスが原因で徐々に減ってくる。

適量を下回るとやる気がなくなり、カラダも老化が進み貧弱になっていく。さらに不足すると、自律神経のバランスが乱れ、「更年期障害」と呼ばれる症状に陥る危険性があるのだ。

更年期障害は不眠や鬱、筋肉減少、勃起障害、発汗、内臓脂肪の増加など、我々にとってゆゆしきことばかり。

とはいえ、年を取り、日々何かしらのストレスを受けるのは世の常。ただなす術なく受け入れるしかないのか? 答えは、否。実のところテストステロンは生活習慣の改善や病院での治療によって分泌量を増やすことが可能なのだ。

ならばやるしかない。テストステロンの分泌量を増やして忌々しい更年期障害を突破、ポジティブなエネルギーに満ち溢れた毎日をモノにしようじゃないか!


僕らの更年期障害セルフチェック

女性の女性ホルモンに対して、男性のホルモン(=テストステロン)の分泌量の低下の度合いは緩やか。そのため、男性は自分が更年期障害であると自覚しづらい。つまり、若々しさや男らしさに自信があっても、知らず知らずのうちに……というケースも少なくないのだ。

まずは更年期障害の症状がないかをチェックしてみよう。

他人事だと思っている男たちへ警告! 忍び寄る更年期障害という闇

更年期障害診断結果
0~1項目: 軽度 2~4項目: 中等度 5項目以上: 高度

チェックしたのが0~1項目ならば、あなたのテストステロン値は問題なし。

2~4項目ならば、そろそろ注意が必要。5項目以上ならば、更年期障害が疑われるため、生活習慣の改善に努めよう。

なお、医療業界では手の薬指が人差し指より長い人は、テストステロン値が高いとする説もある。

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監修してくれたのはこの人!
松倉クリニック&メディカルスパ ドクター 田路めぐみ先生
東京大学医学部卒業後、国立国際医療研究センターや国立がん研究センター東病院などで経験を積む。現在は東京・表参道にあるアンチエイジングの名門クリニックで活躍中。抜群の審美眼と分析力を活かし、栄養やホルモンも含めた総合的な美容診療に携わるスーパードクター。

 

 

「STAY YOUNG総合研究所」とは……
加齢とともに気になりだした体型の変化や衰え……。俺たちを取り巻く体の悩みは山積みだ。もうこれ以上、オジサンになりたくない。そこでオーシャンズは40歳からのSTAY YOUNG総合研究所を立ち上げることにした。直面する問題にしっかりと向き合い、若々しくあるためのメソッドを探る。
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小林孝至(イタルスタジオ)=写真 押条良太(押条事務所)=編集・文