海と夏はセットである。夏を謳歌するには、海の楽しみ方を知らねば。

そこで、海を楽しむためのアレコレを紹介。ビーチ遊びを制するものが夏を制するのだ。

 


なんてったって名前が「ビーチドデイズ」

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サーフィンしたらサクッと帰るのではなく、夏だけハジけに行くのでもなく。季節を問わずに海でゆっくり過ごすライフスタイルっていいよね、といったメッセージを南カリフォルニアのビーチサイドから発信していた雑誌「ビーチドデイズ」。

スタイルマスターとして知られるサーファー、ミッチ・アブシャーを中心に良質な写真とテキストをもって5冊ほど発刊された同誌の世界観が、この夏、ライフスタイルアイテムとなって蘇った。

しかもミッチが昨年に内陸のテネシーへ拠点を移したことでその世界観は広がり、キャンプやフィッシングといったアウトドアライフで役立つモノも展開。

夏を、海を、ビーチを楽しむために。知っておきたい4つのTo Do LIST
ブランド名を胸にあしらったオリジナルTシャツ。イエローに加え、白、黒の計3色での展開。5700円/ビーチドデイズ(キヨモ 0466-54-8918)

アパレルやビーチサンダルに加え、折りたたみのチェア、ポータブルグリルといった、海・川・湖、そして水の心地良さを感じながら都会で使えるファーストコレクションとなったのだ。

夏を、海を、ビーチを楽しむために。知っておきたい4つのTo Do LIST
上はスマートに持ち運べるコンパクトなグリル。これで今夏はBBQ三昧!下は4辺すべてに付いたファスナーで連結でき、大きさを変えて使用できるレジャーシート。[上]1万500円、[下]各2200円/ともにビーチドデイズ(キヨモ 0466-54-8918)


カリフォルニアサーファーのアシがEバイクになっているらしい

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夏の海は混む。渋滞も激しい。そこをスルスルッと快走できる新しいツールとして、近年カリフォルニアのサーファーに愛用されているのが電動アシスト付き自転車だ。

なにせこのアシスト機能はかなり頼もしく、簡単に走行距離を延ばしてくれる。だから自転車では行きづらい、“ちょっと先”のサーフスポットまでアクセスできるのである。

夏を、海を、ビーチを楽しむために。知っておきたい4つのTo Do LIST
アシスト機能は変速3段階で快走をサポート。頑丈な作りのフレームは黒と白の2種類を用意する。35万円/スーパー 73(レガリス 03-6809-7630)

そのうえルックスも上々。先頃カリフォルニアから日本に上陸した注目ブランド「スーパー 73」は、1970年代にかの地で流行したミニバイクに着想を得たこだわりあるフレームに、パワフルな電動モーターと太いタイヤを搭載して登場した。

リリースされた「SG-1」モデルは1回の充電で60~70kmを走破し最高時速24kmをかなえるスペックを搭載。この疾走感をビーチサイドで味わってしまえば、それはもう病み付きになること必至なのである。


アルマーニさんが愛した水辺のアレ

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海を愛するアルマーニ御大の、“私的”コレクションともいうべきグッドプロダクトだ。8万7000円/ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070)

今も昔も、真にラグジュアリーな水遊びといえば、ずばり、ヨットで相違ないだろう。超富裕層の遊びとして最近ではクルマ業界からも注視されているが、ファッション界との関係性も色濃い。

で、こちら。ストレッチナイロン素材を用い、トウとヒールにカーフレザーをあしらうデッキシューズである。

さらに、ヒールカップには堂々と「MAIN」の文字が。

実はこれ、ジョルジオ・アルマーニの愛機「MAIN号」にちなんでおり、船と同様のグリーングレーカラーを採用するのだ。

マイヨットの購入を夢見つつ、ひとまず今年はこのシューズで、スベリ知らずの夏としましょ。

 


ザブンと潜りたいならこれを買いなさい

最後にぜひ試してほしいことがコレ。海が苦手な人こそ、ここで紹介するギアの購入を検討してほしい。きっと、いや絶対に海との距離が近づくはずだから。

ちょっと恥ずかしいから言えないけれど、実は泳げませんって人、結構いるはず。

でも、これらがあるとびっくりするほど、海で自由に泳げるようになるんです。大げさじゃなく世界が変わりますよ。

夏を、海を、ビーチを楽しむために。知っておきたい4つのTo Do LIST
せっかく買うなら機能性だけでなく、ファッション性も高いものがいい! タッパー3万9000円、ボードショーツ1万3000円/ともにサタデーズ ニューヨークシティ×ミスター ポーター(サタデーズ ニューヨークシティ www.saturdaysnyc.co.jp)

タッパー(上半身だけのウェットスーツ)のおかげで浮力が増すし、フィンがあれば波があってもス~イスイ。息継ぎができなくてもシュノーケルがあれば常に呼吸していられるし、マスクのおかげで見える景色は別世界。

ちなみに、タッパーってサーファーが着るものじゃない? って思うかも知れないが、安全を第一に、マリンスポーツを楽しむすべての人に激しくおすすめしたいアイテムなのです。

夏を、海を、ビーチを楽しむために。知っておきたい4つのTo Do LIST
[左]フレームが薄いため、レンズと目の距離が近く死角が生じにくく、視界が広いマスク。2万3000円/アポロ(日本潜水機 046-233-4111)[中]波を被っても水の侵入を防ぐ「ハイパードライ」機構搭載のシュノーケル。8000円/ツサ(タバタ 0120-989-023)[右]足とフィンの一体感を重視するなら靴のように履くタイプのフルフットフィンがおすすめ。柔らかめのラバーで初心者でも扱いやすい。1万4000円/ガルスキン(キヌガワ 0120-055-510)

 

鈴木泰之=写真 松平浩市、来田拓也、平 健一、窪川勝哉=スタイリング 増山直樹、いくら直幸、髙橋 淳、小山内 隆、髙村将司、まついただゆき、今野 壘=文