米大リーグの大谷翔平選手が全国の小学校に三つずつ贈るグラブは、県内では最速で25日にも9市町村の教育委員会に届く見込みだ。子どもたちは「早く見たい」とビッグなクリスマスプレゼントを待ちわびている。
 スポーツ庁は市町村教委などを通し、各校にグラブの受け取り希望を確認。県教育庁保健体育課によると、県内の小学校と小学部のある特別支援学校計279校の全てが「希望」「希望する予定」と回答した。 市町村教委は受取日の希望も出している。25日に届くのは浦添市や南城市などで、その後各校に配布する予定だ。グラブをどう取り扱うかはまだ決めていない学校が多いものの、体育の授業や休み時間での活用方法などを検討しているところもある。 少年野球チーム「上本部ドジャース」ナインが通う本部町立上本部学園の玉城史江校長は「大谷選手がプレゼントに込めた思いを伝える場を設けた上で、全校児童が一度はグラブに触れるようにしたい」と話す。
 同町には26日以降に到着予定。「届いたら上本部ドジャースにも活用してもらいたい。みんながスポーツに興味を持つきっかけになれば」と期待を寄せた。 約30人が所属する上本部ドジャースでは大谷選手のグラブ寄贈とドジャース入団のニュースに興奮冷めやらぬ様子。キャプテンの金城瑛澄(えいす)さん(11)は「大谷選手が同じ名前のチームに入ってくれてうれしい」と笑顔。「みんなやる気になっている。
次の大会で優勝を目指して頑張る」と意気込んだ。(社会部・普久原茜) (写図説明)グラブを待ちわびる上本部ドジャースナイン。「大谷選手みたいなバッティングがしたい」と意気込む子も=19日、本部町・上本部学園
沖縄にも届く「大谷グラブ」 同じチーム名のドジャースナイン「...の画像はこちら >>