RVは築10年前後の中古マンションの平均希望売り出し価格を、新築分譲時の価格と比べて算出する。地域別の資産価値を比較するため、同社が14年以降、サンプル数が一定水準を満たす市町村と行政区を対象に全国順位をまとめている。
23年に9位の那覇市のRVは158・3%だった。市内の中古マンションは平均して新築分譲時の約1・5倍の価格で売りに出されていることになる。
那覇市は17年に7位となり、初のトップ10入り。18年の2位から順位を下げるが、10位内を保ち、RVは上昇の一途をたどる。統計開始の14年以降、5年以上連続でトップ10入りしたのは東京23区を除くと京都市中京区のみ。
同社データによると、那覇市内の中古1戸当たりの流通価格は23年に3785万円だった。