開演前から多くのHOMiE(MAGiC BOYZのファンの呼称)に加え、通りがかり興味を持った一般客や、外国人観光客など、多様なオーディエンスが集まった会場。そこアルバム収録曲である「パーリーしようよ」のMV衣装で登場したマジボは、同じくアルバム新録曲「マジボのテーマ~Baby to Boy~」でライヴをスタートさせた。3MCの自己紹介的/グループ紹介的な内容に加え、DJのジョーもスクラッチで楽曲を盛り上げ、マジボの存在感を会場に提示する。
そのまま自己紹介MCを挟み、間髪入れずに『最終日だよ! 盛り上がっていけますか!』というトーマのコールから、「illson feat.NIPPS、オカモトレイジ(OKAMOTO'S ) 」で、タフなヒップホップ・ビートとラップをお台場に響かせ、ラップ・グループとしての成長ぶりをパフォーマンスとして見せる。そしてリュウトの『これをやらねえと夏は終わらねえだろ!』という、晴天の会場を盛り上げる言葉と共に「Do The D-D-T!! 」、『高校生あるある』を詰め込んだマジボ流の青春ソング「DK GO!!! 」で更に会場をヒート・アップさせる。ラップ・シーンの一つの潮流となっているベース・ミュージックを基調にした楽曲から、3月に婚活のため卒業したZEN-LA-ROCKがプロデュースした、ディスコティクな「Oh!!!受験☆Night Fever」に展開。
そして『ここでスペシャルゲスト、市井由理さんです!』というトーマのコールで招き入れられ、元東京パフォーマンスドールのメンバーであり、EAST END×YURIとして「DA.YO.NE」をスマッシュ・ヒットさせた市井由理が登場。マジボとコラボした「パーリーしようよ」をこの会場で初披露した。『終わらないパーティをしよう』というリリックを、アーバン・ファンクなメロウ・チューンが包み込み、明るくもセンチメンタルな空気が会場を彩っていく。
MCでは市井由理が『ほぼ20年ぶりのライヴ。ドキドキだったけどマジボに支えられて心強かった』と話せば、リュウトも『改めてアイドルとラップのコラボの原点なEAST END×YURIの「DA.YO.NE」を聴き直して“スゴい!”と思って」と話し、マヒロも『それでダメ元でオファーさせて貰ったらOKして頂いてスゴく嬉しかったです』とその言葉に続く。
初のフル・アルバムを通して新たなステップを踏み出したマジボ。その充実度ぶりをしっかり感じさせる力強いライヴは、こうして幕を閉じた。
Photo by 小坂 茂雄
Text by 高木 "JET" 晋一郎
【セットリスト】
M1. マジボのテーマ~Baby to Boy~ ※新曲
M2. illson feat.NIPPS、オカモトレイジ(OKAMOTO'S)
M3. Do The D-D-T!!
M4. DK GO!!! ※新曲
M5. Oh!!!受験☆Night Fever
M6. パーリーしようよ ※新曲 /市井由理(EAST END×YURI)コラボ曲
【イベント情報】
『Village Vanguardコラボグッズ発売記念イベント』
9月09日(土) ヴィレッジヴァンガード 渋谷本店
時間:17:00~