今作は『耳をすませば』の原作者でもある、柊あおい氏のコミック『バロン~猫の男爵』(徳間書店・刊)が原作。
原作は、宮崎監督からの依頼で、柊氏がストーリーを考え、書き下ろし漫画にした。『耳をすませば』に登場したバロンとムタ(ムーン)、地球屋を使ってアニメの原作を描いてほしいという依頼だったという。
柊氏は、物語を考え始めたとき、バロンとムタが活躍する以上、自分が普段書いている少女漫画ではなく、ファンタジーとして展開させていくことを考えたそう。
そして、猫男爵・バロンを登場させるということで、『耳をすませば』の月島が成長して書いた物語ということにした。原作コミックを出版する際、「文/月島雫・絵/柊あおい」としたくなったとも言われている。
今作で活躍するバロンやムタをはじめ、『魔女の宅急便』のジジや『となりのトトロ』ネコバスなど、ジブリ作品には不思議なちからを持つ猫が登場する。猫以外にも、『もののけ姫』のヤックルやヤマイヌ、『ハウルの動く城』のヒンなど、さまざまな動物の魅力を、番組後半で「ジブリ作品の様々な生きもの」と題し、大特集する。
【今後の「金ロー」放送ラインナップ】
12日『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』
19日『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(本編ノーカット、地上波初放送)
26日『シンデレラ』
5月3日『猫の恩返し』(本編ノーカット)