監督・塚原あゆ子、脚本・野木亜紀子の最強タッグによる、ドラマ『アンナチュラル』(2018年)と『MIU404』(20年)の世界線と交差する(シェアードユニバース)、完全オリジナル映画『ラストマイル』(夏公開)に、『アンナチュラル』で石原さとみが演じた三澄ミコト率いるUDIラボのメンバーが登場することが明らかになった。“UDIラボ”6年ぶりの再集結となる。


 『アンナチュラル』の法医学ミステリー、『MIU404』の機捜エンタテイメントに続く本作は、塚原監督いわく「夜にポチッと注文した荷物が、貴方に届くまで」の物語。ネットや流通システムの隠れた姿を映し出すノンストップ・サスペンスエンタテインメント。

 11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく。

 この事件捜査を担当する刑事として『アンナチュラル』に登場した西武蔵野署の刑事・毛利忠治役で大倉孝二、『MIU404』に登場した捜査一課所属の刑事・刈谷貴教役で酒向芳の出演が発表された際には、SNS上で「毛利×刈谷コンビの出演は熱すぎる!!」などと大きな反響を呼んでいた。

 そして、毛利刑事にとどまらず、ドラマ『アンナチュラル』キャスト9人の再集結が実現。


 死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」所属の法医解剖医・三澄ミコト役の石原。同じく法医解剖医・中堂系役の井浦新。UDIラボ所属“三澄班”の臨床検査技師・東海林夕子を演じる市川実日子と“中堂班”の臨床検査技師・坂本誠を演じる飯尾和樹(ずん)。そして、UDIラボ所長・神倉保夫役の松重豊といったおなじみのメンバーがそろい、連続爆破事件でUDIラボに運ばれてきた遺体から、事件の真相を解明していく。

 また、6年前はUDIラボでバイトをしており、今は東央医大の研修医となった久部六郎役の窪田正孝、ミコトの義母であり弁護士の三澄夏代役・薬師丸ひろ子、ご遺体を運搬するフォレスト葬儀社の木林南雲役・竜星涼、そして大倉演じる毛利といつもコンビを組んでいた、西武蔵野署の刑事・向島進役の吉田ウーロン太の4人もドラマから引き続き登場。UDIラボのメンバーとともに、爆破事件と事件の闇に埋もれてしまった「死」の真相に向き合う。


 これまでに、本作の主人公、爆破事件の舞台となるショッピングサイトの関東センター長の舟渡エレナ役に満島ひかり。エレナに振り回されながらもともに事件解決に奔走する同センター・チームマネージャー梨本孔役に岡田将生。連続爆破事件に巻き込まれる関係者として阿部サダヲ、ディーン・フジオカ、宇野祥平、安藤玉恵、丸山智己ら出演も発表されている。

 『アンナチュラル』メンバーが、日本を震撼させる連続爆破事件とどのように関わり、解決への糸口を手繰り寄せるのか。6年前と変わらないUDIラボの個性的な面々による、ゆるっとした絶妙なやりとりと、「不自然な死」と向き合う真摯(しんし)な姿が、久しぶりに、しかも大スクリーンで観られる、映画『ラストマイル』にますます期待が高まる。