井ノ原快彦が主演するテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season7』(毎週水曜 後9:00)の第3話がきょう17日に放送される。今回は、特捜班の主任・浅輪直樹(井ノ原)の休暇中に事件が発生。
若手刑事・新藤亮(山田裕貴)が、捜査支援分析センターの若き分析官・三ツ矢翔平(向井康二)と後輩刑事・高尾由真(深川麻衣)を率いて捜査し、“新藤班”が発足する。

 新藤、三ツ矢、由真の若手3人が偶然、出先で殺人事件に遭遇するところから幕を開ける第3話。彼らが出くわしたのは、雑居ビル内にあるレンタルスペースで人気コミック誌編集長・門倉裕一(天野浩成)が刺殺された事件。折しも直樹は休暇で不在だったことから、新藤は「オレたち若手の成長を見せるいいチャンスだと思う」と意気込み、後輩の由真はもちろんのこと、所属が異なる三ツ矢まで巻き込み、大張り切りで初動捜査に乗りだす。

 事件当日、現場のレンタルスペースでは、デジタルコミック誌に異動になった先輩社員・小松翔吾(小松和重)の送別会が行われる予定だったことが判明。まもなく、殺された門倉の携帯から「送別会の前に一人で会場に来てほしい」と小松を呼び出したメッセージが見つかり、新藤たちは異動を不服に思う小松の犯行を疑う。


 一方、直樹と妻・倫子(中越典子)は旅先でデッサンが描かれたノートを拾ったことから、持ち主の平花鈴(平澤宏々路)と知り合う。彼女は、東京で“ある人物”にだまされたと打ち明けるが、この出会いが思わぬ奇跡を生むことに。そしてこの謎の少女の正体とは。

 そんな中、これまでずっと特捜班の班長として時には温かく、また時には頼もしくメンバーを見守ってきた国木田誠二(中村梅雀)が特捜班のメンバーひとりひとりに“意味深な言葉”をかけていく…という謎の行動を見せる。国木田が口にするのはそれぞれに向けたエールのような温かいメッセージばかり。『season3』(2020年)から特捜班を束ねてきた国木田は、なぜこのタイミングで改めてそんな言葉を投げかけるのか。
そして今夜、特捜班に“ひとつの変化”が訪れる。

 第3話は、数々の映画、ドラマで存在感を放つ実力派ゲストが集結。小松和重が被疑者となるデジタルコミック誌副編集長、天野浩成が殺された人気コミック誌編集長、宍戸美和公がベテラン漫画家を演じ、出版業界の複雑な人間模様を浮かび上がらせる。さらに、スタジオジブリの長編アニメ『アーヤと魔女』で主人公のアーヤ役を担当した平澤宏々路が事件の鍵を握る少女・花鈴役で登場、予想だにしない形で物語を動かす。