優勝賞金の使い道について、辻は「僕らだけちょっと収入が減っている状況だったので、逆に取らなやばかった」としながらも「NISAに(笑)。リクガメを飼っていて。でっかくなるやつを飼いたいなと。ペットを増やしたい」とニヤリ。ケツは「賞金あることも、あんまり公表してほしくなかった(笑)。引っ越しとか、ちょっと先々落ち着いたら新婚旅行とかも」と顔をほころばせた。
勝ちきれた原因とコントを先に選んだ理由としては、辻が「僕らはM-1では準決勝たまにいかせてもらって、キングオブコントは決勝いかせてもらっていたので、最初にいい順位もらわないとルール的に厳しいかなと。決勝のメンバーはコント師が多そうだったので、そこで離されるわけにはいけないなと。コントの方がちょっと比重を置いているので」と熱弁。
続けて「ロングコートダディが、直前で最後の最後に一番高い点数を取ったので、あぁやるだけやって。これで負けたらしゃーないし。
ニッポンの社長は、辻皓平とケツによるお笑いコンビ、2013年に結成。『M-1グランプリ』は、2015年、18年、20年、23年に準決勝進出、『キングオブコント』は2020年から5年連続で決勝進出を果たしており、2020年に5位、21年に4位、22年に10位、23年に3位、24年に7位という成績を残した。2021年に「NHK新人お笑い大賞」優勝、22年「第57回上方漫才大賞新人賞」受賞といった受賞歴を誇る。
初回大会のエントリー総数は2875組。決勝戦には、ロングコートダディ、スタミナパン、セルライトスパ、ななまがり、ニッポンの社長、かもめんたる、コットンらファイナリスト7組が出場。漫才とコント1ネタずつ計2ネタを披露し、合計得点で優勝者が決定する。
ネタ順は、プロ野球のドラフト会議のように、1~7番の中から希望するネタ順を各組フリップに記載し、全組が一斉に発表。番号が被らなかった組はその順番で決定。被った場合は、そのネタ順をかけて抽選を行った結果、かもめんたる、スタミナパン、コットン、セルライトスパ、ニッポンの社長、ロングコートダディ、ななまがりという順番になった。
MCは、かまいたちと橋本環奈が担当。審査員は、千原ジュニア(千原兄弟)、中川家・剛、後藤輝基(フットボールアワー)、塙宣之(ナイツ)、田中卓志(アンガールズ)の5人が務める。漫才やコントに精通したトップクラスの実力者が、第1回大会の審査員として集結。一般投票などは行わず、芸人審査員のみで厳正なる審査を行い、初代王者が誕生した。