今年デビュー20周年という節目を迎え、自身の誕生日である7月22日に書籍『しらふ』を発売した俳優・吉高由里子がインタビューに応え、書籍や撮影地での思い出について語っている。
また、書籍の内容にもある漢字1文字を入口に繰り広げられる"吉高由里子のひとりごと"計54篇にかけて、歴代のマネージャーたちが考える吉高を表す漢字1文字と、当時のエピソードを語った『緊急企画!「吉高さんってどんなカンジ(漢字)!?」』も実施されている。
■書籍『しらふ』の撮影地・ニュージーランドの星空の下で起こった予想外の出来事とは…
『しらふ』を企画した経緯について吉高は、長年一緒にインタビュー誌で連載をしていた編集担当者から「(デビュー)20周年だし、(吉高さんの感性に触れられるような)こういう本を見てみたい」と企画をしていただき、やることになりました」と説明した。
撮影地・ニュージーランドでは、綺麗な星空の下での撮影の際、帯同人数が少なかったため、急きょカメラマンのアシスタントを編集担当者が務めることに。だが、もちろんアシスタントとしての経験はないため、うまく連携がとれず、互いに声を荒げるひと幕に発展。「びっくりした。流れ星もいっぱい流れていたけど『2人がケンカしませんように』ってお願いしようかなと思うくらい(笑)。でもカメラマンさんと編集さんの付き合いが長いっていう絶大な絆があるからこそのやり取りだったんですけどね」と話した。
■吉高さんってどんなカンジ(漢字)!?
『緊急企画!「吉高さんってどんなカンジ(漢字)!?」』では、4名の歴代マネージャーに事前アンケートを実施。「吉高を表す漢字1文字」とその理由となるエピソードをもとにトークが展開された。デビュー当時を担当していたマネージャーからは、「人を惹きつける人、人たらしだから」という理由で「惹」の漢字が挙げられた。あわせて、北九州・小倉で撮影された映画の地方ロケでのエピソードが紹介された。
また、2016年頃から約10年ほど担当していたマネージャーからは「まわりがいつも笑いにあふれているから」という理由で「笑」という漢字が。
さらに、主演という大役を務めた大河ドラマ『光る君へ』の準備期間から撮影までの約2年半を伴走したマネージャーからは「豊」という漢字が挙げられた。「孤独との闘いだった」という“書”と向き合った撮影の日々の話、クランクアップを迎えると吉高の目から涙があふれ出ていたというエピソードが。「できることを(マネージャーが)極限まで寄り添ってくれたおかげ」と吉高も深く感謝を表し、マネージャーとの強い絆がみえるひと幕となった。
そのほかにも、撮影現場での遊び心にあふれた懐かしい思い出話など、ここでしか知ることができないエピソードも満載。20周年を迎えても変わらない独自の存在感と表現で歩み続ける吉高のインタビューとなっている。