大都会のど真ん中、工場地帯に囲まれた大阪湾や、雄大な黒潮が流れる和歌山の海など、バラエティー豊かなナニワの海。
今回、山之内すずが向かったのは、大都会を流れる淀川と大阪湾。実は、豊かな生き物のゆりかごとなっており、代表的なのが清流の女王・アユ。淀川水系で生まれたアユは大阪湾で成長し、毎年春に淀川を遡上する。遡上ルートの淀川大堰の魚道を調査する。
また干潟が出現する河口部では、海と川のはざまに出来る生き物の楽園を体験。最後に向かうのは大阪湾。奈良時代から「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれた海で、チヌ(クロダイ)を調査。ターゲットは「年無し」の異名を持つ50センチ級の巨大チヌ。10年以上生きた海の強者を釣り上げて、その素顔に迫る。
山之内は31日にNHK大阪放送局で行われた取材会で「初心者中の初心者という状態で行かせていただいたんですけど、早朝から日が暮れるまで頑張らせていただいて、初めての釣りすっごい楽しかったです」と振り返った。
お笑いコンビ・ミサイルマンの西代洋が向かったのは、和歌山沖の黒潮の海。ターゲットは初夏に関西へやってくる超高級魚・マグロ。西代が大海原でマグロと格闘。釣り上げたキハダを解体すると、なんとそこにはトロがない。知られざる高級魚の秘密に迫る。