亮は「若いころに乗りたくても乗れなかった車を所有したい」という思いから、同チャンネルでこれまでに5台の旧車を購入し、それぞれの走りを楽しんできた。昨年公開された動画で、検討していた初代トヨタ『MR2』の購入。気に入っていた様子だったが、5月に『車購入旅』の再開を宣言し、再び中古車販売店を巡り始めた。
この日は大阪・松原の中古車販売店に、友達と訪れた亮。トヨタ『スターレット(71系)』など魅力的な旧車が並ぶ中、亮の本命は、1988年式トヨタ『セリカ GT-FOUR(ST165)』。ショールームの中に展示された同車を見て、亮は「せっかく(セリカを)乗るなら、一番上の四駆のGT-FOUR」と決めていた様子。同車は、映画『私をスキーに連れてって』にも登場し、1980年年代の若者文化に大きな影響を与えた1台となっている。
亮はシートやハンドルを見て「ちょっと走ってた感じはあるな」といい、メーターを確認すると、走行距離は17万キロ。あまりいじっていないノーマルに近い状態だといい、販売店スタッフは「この車、入れた(入庫した)ばかりなので、手直しして本来をお出しする前の状態です」と説明。「もともときれいな車がほしいという方もおられますし。こういう状態のものを自分できれいに仕上げていきたいという方もおられるんですね。なので、今この状態で222万円なんです」とその理由、価格を伝えた。
亮は「もしきれいにしてと言ったらどこやりますか?」と質問。スタッフは「ボディは同じ色で塗り直し、腐食やガラスモールなどやって、プラス50万とか、徹底的にやれば100万円くらい」と伝え、「現状の(222万円)には、消耗品を変えて、ベーシックな整備、車検を付けての総額表示」であるとした。亮は「うわぁー、ムズッ!」といい、「いくらくらいになるんやろな…」と判断に迷った様子。
一方で、「結局、1回は乗りたい車なんですよ」と悩んでいる様子。販売店スタッフは「本来でいうと、ボディ、モール類きれいにして、タイミングベルト、油脂関係、ゴム関係全部替えると100万円じゃきかない」といい、「ただ買っていただいたお客様には、極力安くプチレストアを兼ねてやらせてもらっているので、プラス50万くらいで…」といい、亮も「272万円くらいで…『MR2』買ったときもそれくらいだった」と伝えた。
亮は、車全体を見まわし「いいなぁー!」「マジでどうしよう」と本気悩み。「トヨタ、連チャンやねん。(まだ買ったことない)マツダか、いすゞに行きたいんだけど…」といい。「ちょっとほかの車も見させてもらいます」といったん保留に。
隣にあった1989年式の三菱『スタリオン GSR-VR』を見ることに。車内を見ると「いいかもしれん!」と興奮。13万キロというものの、「めちゃくちゃキレイ!」「『セリカ』見に来て、『スタリオン』買いに来てないぞ!」といいつつ、車内外を見て回り「仕上がっているな!」とかなり気に入った様子。266万円という価格も含め、「こっち(スタリオン)に惹かれる」と悩んだ。
結局、この日は「保留」としつつ、ほかの車も見てみることに。日産『スカイライン2000 ターボ RS-X』などの展示車を見てまわり、次回に持ち越した。