本作は、電子書籍版が410万ダウンロードを突破したライブコミックスの人気マンガ『ズバッと派遣!姫華』(原作:アン・ミツコ)が実写化。先行配信と同時公開されたティザー映像は、わずか4日で総再生回数100万回を突破し、大きな反響を集めている。
「こんな疲れた顔してるお母さん、僕が子どもなら恥ずかしいかも笑」育児と仕事に奮闘中の時短シンママ・石田さゆりは、「母親」ネタでネチネチいびる“ママハラ”な上司にストレスMAXな日々を送っていた。そんなある日、思ったことを何でも口にする元キャバ嬢派遣・愛咲姫華がやって来て…!?「任せてください。この会社、私好みに変えてみせるんで!」読めば姫華に元気をもらえる、スカッと痛快&あるある共感ドラマ。
――本作への出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
【HIMEKA】これまで演技に触れたことがなかったので、最初にお話をいただいた時はうれしさ半分、不安半分でした。プロの方に混ざって演技をするなんてうまくできないんじゃないかと思って…。でも、作品の内容を聞いてみたら、私と同じ名前の姫華というキャラクターで、自分の職業とマッチしていたり、性格も素の私に近いと思える部分がすごく多かったんです。それを知った時に、ぜひ挑戦させていただきたい!と思いました。
【雪平】私はこの作品がショートドラマ初出演になるんですが、実は出演の打診自体は他にもいただいたことがあるんです。でも、ショートドラマについて知らないことも多く、興味はありましたがなかなか出演を決断することができなかったんです。
ただ今回の作品には原作漫画があるので、まずそれを読ませていただいたんです。
――HIMEKAさんは初めての演技に不安もあったとのことですが、実際の撮影現場はいかがでしたか?
【HIMEKA】やっぱりすごく緊張しました。演技もそうなんですが、一般的な撮影現場の雰囲気や段取りも知らない状態だったので、とにかく迷惑をかけないようにしないと、と思っていたんです。それに業界用語も分からないですし、台本を覚えるのも大変で、ついていくのに必死でした…。でも撮影が始まってからは徐々に慣れてきて、今は撮影をちょっとは楽しめています。
――ご自身の役に対する印象や、実際に演じた際の感想を教えてください。
【HIMEKA】姫華が部長のセクハラにお灸を据えるシーンなど、“明るく大胆な元キャバ嬢”というキャラクター性が強く現れているシーンは、素の自分で表現することができたと思います。演技をするというよりは、出勤時の自分のテンションを引き出しているようなイメージですね。お店で働くときもヘアメイクをばっちりして“HIMEKA”としてのスイッチを入れてから出勤するので、演技もその感覚に少し近かったんです。
でも自分に近い側面もあったからこそ、シリアスなシーンはモードの切り替えがうまくできないように感じて、表現に苦戦した場面もありました。
【雪平】私自身、芸能活動を始める前はごく普通の会社員だったので、“会社で働く女性”という設定には共感できる部分が多かったです。
初めての母親役についても「ちゃんと感情移入できるかな?」と心配していたのですが、ヒナタ役の晃成くんと一緒に撮影するうちに、自然と“母親としての接し方”みたいなものが分かってきたんです。結果的には、私なりの母親役にうまくなじめたんじゃないかなと思っています。
【近江】(ヒナタは)支えてくれる人たちがいる子で、こんなお母さんがいたらうれしいだろうなって思いました。
【雪平】わぁ!ありがとう!母親役として、そう言ってもらえてうれしいです。
――共演者の方との思い出など、印象的だった出来事はありますか?
【雪平】オフィスのシーンなんかは共演者の方がたくさんいらっしゃるので、撮影の合間の休憩時間にみんなでいろいろな話をしていたのが思い出に残っています。
HIMEKAさんについてお話ししていたこともあるんですよ。撮影するシーンも多いですし、ずっと高いヒールを履いて朝から晩まで動き回っていて。しかも、今回がドラマ初出演じゃないですか。1番大変だと思うのに作品に真摯に向き合っていて、もう「とにかくHIMEKAさんがすごい!」って、頑張っている姿にみんな感銘を受けていました。
【HIMEKA】「迷惑をかけたらダメだ」「私のせいで撮り直しになったらどうしよう」と思って、皆さんの足を引っ張らないようについていくことにとにかく必死だったので、そう言っていただけていたことがすごくうれしいです…!撮影中は皆さんが温かくサポートしてくださって、本当に救われる場面がたくさんありました。私がどう動けばいいか分からず戸惑っていると、そっとアドバイスをくださったりして……その支えがあったからこそ、楽しく、安心しながら演じることができました。
――主人公の姫華は気になることをズバッと言える性格が魅力ですが、皆さんが憧れるのはどんな女性ですか?
【HIMEKA】私は仕事上物事をはっきり言うタイプだと思われがちなんですが、普段は臆病で、思ったことをはっきり言えないことも多いんです。モヤモヤすることはあるけど、それを伝えるのはちょっと怖いし、だったらそのままでいいかって思っちゃったり。
憧れというと少し違うかもしれませんが、撮影を通して「姫華みたいに自分の感じたことをちゃんと伝えられるようになれたら、自分だけじゃなくて周りの人にも良い影響を与えられるのかも」と考えられるようになりました。
【雪平】私はラウンドガールやグラビアなど、男性のファンがつきやすいお仕事が多かったので、女性からも好かれる魅力的な女性になりたいなっていう理想像がずっとあって。なので、今回のショートドラマをはじめファッションショーなど新しい挑戦もたくさんしてみて、そこで私を見てくださった方に「魅力的な人だな」って思ってもらえるような女性になりたいなと思っています。
【HIMEKA】晃成くんは「かっこいいな」って思う人はいる?
【近江】ママです。いつもこうちゃんを育ててくれるから。
【雪平】わぁ、良い子…!お母さん(※インタビューに同席中)泣いちゃってるよ……!
――もし姫華やさゆりのように普通の会社で働くことになったら、どんな仕事をしてみたいですか?
【HIMEKA】私は向き不向きがすごくはっきりしているタイプだと思っていて。一度お店の経営に挑戦してみようとしたんですが、実際に経験してみるとはっきり「自分には向いてないな」と感じてしまったんです。それで、やっぱり自分にしかできない仕事をやろうと思ってプレイヤーに戻りました。だから、もし会社で働くとしても、明確に目に見える結果を追い求めていく接客や営業のほうが得意だし、モチベーションも上がりそうです。
【雪平】私も組織の中で仕事をするっていうよりは、どちらかというと個人で何かをプロデュースしたり、好きなことを突き詰めていく方が楽しめるし、自分には合っているように思います。
【近江】ぼくは警察官になってみたいです!かっこいいから。
――今後の目標や、やってみたいことを教えてください。
【近江】
大きくなったらテレビのヒーロー(の役を)をやりたいです。
【雪平】かっこいい!晃成くんならきっと人気になれるね。私は活動の幅を広げていくためにも、もっとたくさんの方に私のことを知っていただきたいなと思っています。今回のさゆりという役に共感したり、魅力的なキャラクターだなと思っていただいて、そして“雪平莉左”という人間のことも好きになってもらえたらうれしいです。
【HIMEKA】先日プレイヤーとして現場に復帰しましたが、実は今のお仕事に対して「こうなりたい」という明確な目標があるわけではないんです。ただ、私に会いに来てくれたお客さまが楽しんでくれたり、すごく喜んでくださる姿を見ると、大きな達成感を感じて、「やっぱり戻ってきてよかったな」と思えます。
キャバクラという場所を通して、たくさんの方に私のことを知っていただきましたし、そこから今回のような演技のお仕事やファッションショーなど、いろいろな経験をさせていただいています。これからもジャンルにとらわれず幅広く挑戦していきたいと思っています。
――最後に、作品をご覧になる方に向けてメッセージをお願いします。
【HIMEKA】演技に関してはまだ自信を持てない部分も多くて、「少しぎこちないところがあるかもしれない」という不安がずっとあります。でも、自分なりに一生懸命向き合ったので、その頑張りが少しでも伝わったらうれしいなと思っています。
ストーリーもすごく面白いですし、もし職場などで悩んでいる方がいたら「こんな考え方もあるかも」ってマインドをちょっと変えて前向きになれるような、そんなきっかけになる作品になっていたらうれしいです!
【雪平】この作品は悩みを抱えてしまう女性とそれに立ち向かう女性という、異なるタイプの2人が主人公として登場しますが、それぞれのキャラクターがとても魅力的で、演じていてもすごく面白い作品だなと感じました。
ドタバタしたコミカルなシーンもあれば、ちょっとシリアスなシーンもあって、実際に社会でも問題になってるようなテーマも含まれていて……いろいろな角度から楽しめるドラマになっていると思います。そして物語を楽しんでいただくことはもちろん、石田さゆりという役を通して、私自身のことも少しでも好きになっていただけたら、何よりうれしいです。
【近江】みんなでたのしく見てください!