ドラマのタイトルはことわざ「海老で鯛を釣る」をもじったもので、自分を“鯛にはなれない小エビ”と自虐する25歳の衣料品メーカー広報部OL“海老子”こと海老原唯子(田辺)が、これまで“無難な恋”しかしてこなかった人生を一転させ、“ハイスペ鯛男”との本気の恋を目指して突き進む姿を描く。
海老子の前に現れるのは、沼のようにハマってしまうミステリアス男子・水沼脩(中川大輔)、一途な愛をくれる“韓国王子様”パク・ジョンス(&TEAM・EJ)、安定をくれる幼なじみ・三浦拓未(草川拓弥)、そして完璧すぎるハイスペック上司・鯛島亮介(桜田通)の4人。現代的な恋愛観を反映したリアルなせりふと、選択肢の分岐点に立つたびに“幸せのかたち”を模索する構成が、視聴者の共感を呼ぶ。恋をすれば悩んでしまう、そんなすべての“恋愛迷子”に捧ぐラブストーリーとなっている。
出張から帰宅した海老子の家の前に幼なじみの拓未がいた。会社の研修で上京したもののホテルを取り損ね、2週間泊まらせてほしいという。気乗りしない海老子だが、仕方なく泊めることに。海老子が仕事から帰ってくると、拓未は散らかった部屋を掃除して、おいしい手料理まで用意。すっかり生活が整い、まるで新婚のような暮らしに海老子は「まさか拓未が鯛?」という思いが頭をよぎる。
職場では憧れのハイスペック上司・鯛島から、最新コレクション発表会のメインメンバー入りを打診される。鯛島にもっと褒められたいと初めての大仕事に挑戦する海老子だが、メンバー内には鯛島を巡る恋のライバル・ハイスペックな“鯛女”真美子(新川優愛)の姿があった。一緒に働くと、真美子の“鯛スペック”についていくのが精いっぱいで連日残業に。