原作『ちはやふる』はシリーズ累計発行部数2900万部を超える大ヒット漫画。2016年、18年に映画化された『ちはやふる-上の句・下の句・結び-』では、瑞沢高校に入学した主人公の綾瀬千早(広瀬すず)が、仲間と共に競技かるた部をゼロから作り、全国大会優勝を目指し、成長していく物語が描かれた。
今作は、映画から10年後の世界を描く。廃部の危機にある梅園高校・競技かるた部の藍沢めぐる(當真)が、顧問として赴任してきた大江奏(上白石萌音)と出会い、成長していく姿が描かれる。そして、全国大会出場を目指し、高校最強の瑞沢高校に挑んでいく。
第5話では、めぐると、母・塔子(内田有紀)と父・進(要潤)との物語が描かれる。かるたを続けることを両親に認めてもらえないめぐるは、次の武蔵野大会を最後に退部することを決断。「だからこそ残りの時間は今まで以上に練習がしたい。1試合でも多く、みんなとかるたをするために」というめぐるの思いを受け止めた奏と梅園メンバーが奮起する。
しかし、武蔵野大会1回戦で、予期せぬ難敵と当たってしまう。一方、塔子と進は、めぐるがかるたにこだわる理由が分からないままだった。
めぐるを想うあまりすれ違ってしまう母・塔子を演じる内田は「近くで想い合う親子だからこそ、気づけないこともある。
【コメント】
■内田有紀(藍沢塔子役)
子どもは小さな心と体で親の言うことに精いっぱい耳を傾けているのかも知れません。親のふとした言葉を受け止めてしまい、時に子どもの自由を奪ってしまうことも。近くで想い合う親子だからこそ、気づけないこともある。第5首(話)はそんな親子のすれ違いから起こるお話です。ぜひご家族でご覧いただければ幸いです。
■要潤(藍沢進役)
これまでめぐるのかるた部への想いを受け止め切れなかった藍沢家がついに動きます。我々藍沢家の親として子どもに期待する気持ちと、めぐるのかるたへの気持ち。すれ違いが生んでしまった家族の絆が今回初めて大きな進歩を遂げます。