『ホットスポット』は、絶滅の危機にある野生動物やその生態系を、壮大なスケールで描くシリーズ。2011年からこれまでに世界20ヶ国以上を取材し、貴重な生きものが生息する環境を記録してきた。最新作では、世界自然遺産にも登録され、“進化の実験場”とも呼ばれるガラパゴス諸島を起点に、急変する地球環境に適応していく生きものたちの姿を追う。
福山は「絶滅という重く、すべての生命が向き合う現実を知る旅」と位置づけ、「命のつながりを自分の目で見てみたい」と意気込みを語っている。
また同番組は、11月1日から2026年2月23日まで東京・国立科学博物館で開催される特別展『大絶滅展―生命史のビッグファイブ』とも連動。福山は展覧会のスペシャルナビゲーターにも就任する。展覧会では、過去に起きた五大大量絶滅事変(ビッグファイブ)を化石や岩石などから解き明かすとともに、福山が世界各地で撮影してきた絶滅危惧動物の写真展示も行われる。
■福山雅治 メッセージ
『ホットスポット』の旅をはじめてから10年以上の歳月が流れました。その間、地球は想像を超える速さで姿を変えています。我々の「地球を知る速度と深度」も変わったのかも知れません。我々人類もコロナ禍を経て現代を生きています。
そんな変化の中で、生きものたちは、どんなふうにくらしを変えてきたのか。
“絶滅”という重く、そして全ての生命が向き合う苛烈な現実を知る旅でもあります。国立科学博物館の“大絶滅展”と連動しながら、過去と現在、そして未来を想像する視点で、進化の不思議を見つめていきます。
舞台はガラパゴス諸島。進化の実験場とも呼ばれる大自然の中で、絶滅と隣り合わせの「偶然と必然の生命たち」をお伝えしたいと思います。