毎夏恒例の日本テレビ系『24時間テレビ48 ドラマスペシャル』の正式タイトルが「トットの欠落青春記」に決定し、黒柳徹子役を演じる芦田愛菜の母親役として、俳優・尾野真千子の出演が決定した。尾野は「愛菜ちゃんや夫役になる方と共に私達の黒柳家を楽しく作っていこうと思います」とコメントを寄せている。


 ドラマの舞台は、戦争が終わった直後の1946年から幕を開ける。子どものころから落ち着きがなく、興味のあることに夢中になると周りがまったく目に入らない、猪突猛進な行動力で女学生時代も数々のハプニングを起こしていた黒柳。それでも、バイオリニストである父の言葉「神様は、どんな人間にも、必ず、飛び抜けた才能を1つ与えてくださっている」を信じ、何か1つ、自分だけの才能を見つけようと、あらゆることに挑戦した。オペラ歌手、チェリスト、演出家、音楽評論家など、どれも“やりたいこと”ではあるが、“なりたい自分”ではなかった。

 母と父は、そんな黒柳を辛抱強く見守り続けた。やがて黒柳は、たった1つの大きな夢を見つける。それは俳優になることでも、タレントになることでもなかった。日本史上初のテレビ女優・黒柳はいかにして誕生したのか、どのように道を切り拓いたのか。挫折しても失敗しても、自分探しを諦めずに夢をかなえた黒柳徹子の半生を描く。

 尾野が演じるのは、黒柳徹子の母、黒柳朝(ちょう)。戦後、混乱期の東京をパワフルに生き抜き、好奇心旺盛な娘、徹子を温かく見守り続けた母親役を演じる。黒柳家母と娘の撮影は、2人だけの夕食のシーンからスタート。
徹子の母と父がどうやって知り合って、結婚したのか具体的なエピソードが明らかになるシーン。終始和やかな雰囲気な中、撮影は進んだ。

 尾野は「暑い暑い日々が続いておりますが、皆様いかがおすごしですか? 私はこの度、黒柳徹子さんの母親役を演じさせていただくことになりました。 いろんなトットちゃん関連から、なんとなくのお母様のイメージを膨らませてまいりましたが、まだまだわからないことだらけです。 ですので、愛菜ちゃんや夫役になる方と共に私達の黒柳家を楽しく作っていこうと思います。 楽しみにしていてくださいね」と呼びかけている。
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