物語は、大関和さんと鈴木雅さんという2人のトレンドナースをモチーフに描く、考え方もやり方もまるで違う2人の主人公のバディドラマ。
小林隆が演じるは、中村義正(なかむら・よしまさ)りんの父・信右衛門に仕えていた元陪臣。明治時代になり、一ノ瀬家からは暇を出されたのち、栃木県の役人となる。一ノ瀬家には足しげく通い続けている。
■コメント
――「風、薫る」に出演される意気込み
7年ぶり3度目の朝ドラ出演を控え、胸が高鳴っております。演ずる「中村義正」は近隣では珍しく、いち早く洋装を取り入れた人物である一方、言葉遣いは語尾に「ござる」が未だに残る“新しい時代・旧い時代、どっちの人間なんだ!?”とツッコミを入れたくなる人。そんな人間像をイキイキと演じることができるよう、スタッフやキャストの皆さんとともに明るく楽しい現場にしたいと思っております。撮影開始が待ち遠しくて仕方ありません。
――連続テレビ小説出演歴
2010年「ゲゲゲの女房」で、主人公ふたりを結びつける仲人役として朝ドラ初出演を果たしました。結婚披露宴での大杉漣さんの実に人間味あふれる温かいスピーチで大いに泣かされたことが忘れられません。
2019年「なつぞら」では、主人公一家と家族同様の戸村親子を息子役の音尾琢真さんと明るく楽しく演じました。
――作品は、看護がテーマのひとつ。看護に関わる仕事との接点や思い出などについて
語れるほどの接点や思い出はないですが……“白衣の天使”というイメージで語られることが多かったナースが、つい最近のコロナ禍で“エッセンシャルな職業”であると認識が更新されたことが記憶に新しく、その“日本のナース事始め”とも言える「風、薫る」は、今描くにふさわしい大きなテーマであると思っております。
――ドラマのモチーフとなる大関和さんは栃木県那須地域(大田原市)出身。ご当地の印象等について
小学校何年生のころだったか、できたばかりの那須の遊園地へ行ったことがあります。緑豊かな空気のおいしい静かな土地という印象が強く残っております。