俳優の渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)6日放送は“劇的変化 スケルトンリフォームの家”埼玉県久喜市の岩男邸を紹介する。

 借家として暮らしていた築37年の住宅を購入し、骨組みだけを残して内装や間取りを全面改修。
耐震・断熱改修も同時に行い、外構工事の多くはDIYで仕上げた。玄関は趣味のアウトドア用品を収めるために増築し、収納力を強化。1階は居間と廊下をつなぐ回遊動線を確保し、使い勝手の良い空間へと生まれ変わった。

 約12畳のリビングは、かつて独立した和室の寝室だった場所。大きな開口を庭に面して設け、開放感あふれる空間となった。さらにキッチンは北側から南へ移動し、ダイニングと一体化した約17畳の広さに。天井には古い梁を現しにして、建物の歴史を感じさせている。

 2階には元々3つあった個室のうち1部屋と押し入れを改装し、家族共用のライブラリーを新設。勉強や趣味に活用できるスペースとして、多目的に使える空間になった。そこからは約12畳のルーフバルコニーに出ることができ、屋外の開放感を楽しめる造りとなっている。

改修:2023年12月
敷地面積:203.6平方メートル(61.6坪)
建築面積:95.0平方メートル(28.7坪)
延床面積:139.1平方メートル(42.1坪)
構造:木造在来工法
設計:宇賀神亮/アトリエルル
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