プロ麻雀リーグ『Mリーグ2025-26』の開幕イベントが15日、都内で開催。開催に先駆けて取材会が開かれた。


 赤坂ドリブンズ(園田賢、鈴木たろう、浅見真紀、渡辺太)は、昨季のレギュラーシーズンで圧倒的な数字を残しながらも、ファイナルシリーズで伸び悩み、優勝を逃した。今の心境を問われると園田は「すごくワクワクしています」と話す。「今年はすごく穏やかな気持ちで迎えられている。去年、優勝を逃しまったのはすごく悔しいですけど、2年連続レギュラーシーズンでいい成績を出せていて『ドリブンズ、強いチームじゃん』と思ってくださる方も増えてきている感じがする。そういった意味では変に焦りとかもないですし、力が入りすぎてるとかもないですし、すごく自然体で迎えられてるシーズンのような気がします」と話した。

 そんな中でユニフォームの話題に。深い緑とライトグリーンの格子柄という色合いが賛否両論を呼んでいた。園田は今季のチームの目標を問われると「まずはこのユニフォームです。僕もYouTubeとかで見ていたんですけど、やっぱり圧倒的にダサいと。僕、初年度のドリブンズのユニフォームも最初すごくダサいなと思ってたんです。監督に、それを言ってたんですけど『賢ちゃん、違うよ。最初はダサいかもしれないけど、このダサい感じが1年間戦って結果を出した時にそのダサさが、愛おしさになるし、愛着がわいてくるし、返って好きなるようなもんなんだよ』と言ってくれて。
初年度、実際に優勝して、それをめちゃくちゃ感じたんです。最初はあんなに嫌いだったユニフォームが1年経ってみたらものすごい好きになっていたんですね。だから今年も今の段階では皆さんは変なユニフォームだなとかいろいろ思われてるかもしれないですけど、シーズン終わった時にドリブラーの皆さんがユニフォームにすごく愛着がわいているシーズンにできたらいいなと思います」と力説した。

 その後もユニフォームの話題は尽きず。愛着をわかせるために、わざとダサくした説が出ると越山剛監督は「違いますね。選手には説明したんですけどね」とボヤく。毎年デザインに悩まされることを明かし、今年のイメージについて越山監督は「(サッカーの)クロアチア代表の(ルカ・)モドリッチです。僕の中では世界最高のサッカー選手です。美しくて、強くて、賢い。そんな思いで作ったクロアチア代表を模して作ったユニフォームです」と熱弁。そして、越山監督は「開幕前ですけど選手に厳しいことを言います。何を着るかじゃなくて、誰が着るか。
わざとダサく作ったわけじゃないし、そもそもダサくないはず。スタジオで映えます。5順先を見てやってます」とおしゃれなジャケットを着ながら言っていた。

 『Mリーグ』は、競技麻雀の普及と発展を目的として、2018年7月に発足。8シーズン目となる『Mリーグ2025-26』は今年6月に行われたドラフト会議および契約更改を経て、参加10チームが各4人の所属選手との契約を締結した。総勢40人のMリーガーによる熱い戦いが、きょう15日に開幕する。今シーズンも「セミファイナル制」を採用し、レギュラーシーズンは2025年9月15日から2026年3月末までの期間にわたり、各チーム120試合、全300試合を実施する。

 また、「Mリーグ2025-26」では新たな取り組みとして、2卓同時開催方式を導入。これにより、2025年9月25日から2026年2月20日までの木曜・金曜開催日には、各卓2試合ずつ、計4試合が実施される予定。セミファイナルシリーズでは、レギュラーシーズン上位6チームが進出し、各チーム20試合(全30試合)を実施。続くファイナルシリーズでは、セミファイナル上位4チームにより、各チーム16試合(全16試合)が行われ、優勝チームが決定する。

 さらに『Mリーグ2025-26」より、ファイナルシリーズ4位チームへの賞金授与を新たに導入するほか、個人賞として「最多トップ賞」を新設。
併せて、既存3賞(個人スコア賞・最高スコア賞・4着回避率賞)の賞金額も増額いたします。

■Mリーグ2025-26シーズン ファイナル賞金
1位:7000万円
2位:2000万円
3位:1000万円
4位:500万円

■Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン賞金
1位:300万円

■Mリーグ2025-26 個人賞賞金
個人スコア賞:200万円
最高スコア賞:100万円
4着回避率賞:100万円
最多トップ賞:100万円
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