本堂では、お笑い芸人のコウノ・オブ・ザ・イヤーがMCを務め、近松真定住職との異色のトークショーが行われた。
続く、お笑いステージでは、ネイビーズアフロ(みながわ、はじり)が、この日のためだけに書き下ろした漫才で、顕証寺をユーモアを交えて紹介し、会場を盛り上げた。
このほか、4人組の能楽囃子ユニット「ナニワノヲト‐Naniwanowoto」の演奏や、ワークショップ形式で参加者とともに、雅楽の魅力を伝えた。
主催の大阪文化芸術事業実行委員会は、大阪・関西万博を機に、府内各地の日本遺産や文化財等を舞台とした文化芸術プログラムを展開している。今回は、大阪府指定有形文化財である顕証寺の本堂と無碍庵(東長屋)を舞台に、歴史トークやお笑いステージ、そして能楽囃子の演奏会を届けた。
また、八尾市まちなみセンター周辺や近隣の神社仏閣で「第16回久宝寺寺内町燈路まつり」も行われ、町内は燈籠の灯りで幻想的な雰囲気に包まれた。