日本ではまだ制度としての確立も曖昧な“おとり捜査”に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称“スティンガース”の活躍を描く、完全オリジナルの“爽快コンゲーム(だまし合い)エンターテイメント。
■第9話あらすじ
スティンガースルームで水上(本郷奏多)、森園(志田彩良)、小山内(井内悠陽)がボードゲームに興じている。水上が強すぎて、乾(藤井流星)になら勝てると思ったのか、乾をゲームに誘う森園と小山内。とそこに、関口(杉本哲太)がある人物を連れてやって来る。政務担当首相秘書官の前岸とラマバティという男だった。
前岸は中央アジアにある一党独裁の国家・バンジャタン共和国の説明を始める。警視庁の幹部会議室に警視副総監の菱田、刑事部、公安部、交通部、総務部、警備部部長と西条(玉山鉄二)、二階堂(森川葵)が集結していた。バンジャタン共和国の最高指導者アデル議長が亡くなり、政府は議長の長女の息子を後継者に据えようと動いていたが、彼らにとって目障りな存在が現れる。それがラマバティ氏だ。彼は反乱分子として国外に追放され、日本に身を隠し暮らしてきた議長長男の息子だった。彼は今、命を狙われていて、日本政府としては国内に潜伏する工作員を捕らえ、ラマバティ氏の暗殺を阻止する必要があるのだ。
手柄を挙げたい警察幹部たちは自分たちの主導を主張するが、副総監は囮(おとり)捜査室の主導でいくと明言。