原作は、日生マユ氏の同名漫画(講談社『BE・LOVE』所載)。
大学病院から東多摩第八小学校に出向し、保健室の先生として児童のさまざまな病とその心に寄り添ってきた小児科医の牧野。学校を離れてからも、地域のために始めた「健康相談会」を通して、中学生になった生徒たちや、新たに小学1年生の担任になった篠谷(森川葵)をはじめとする教師たちとの交流は続いていた。無愛想で、言葉や態度が悪いのも相変わらずだった。
ある日、牧野のもとに白血病が再々発した愛莉(松岡夏輝)がやってくる。治療のつらさから逃げたいだけでなく、生きる意味を見出せず自暴自棄になった愛莉を前にして、牧野は言葉をかけることができない。それでも医局長・高崎(田辺誠一)たちのアドバイスを受けながら、どうしたら彼女が前向きに生きられるかを考える。
中学生になった羽菜(小西希帆)は、かつて自分を救ってくれた一希(上田琳斗)の様子がどこかおかしいことが気になるが、一希は何も話してくれない。一方、心臓病の手術を無事に終え、2年生になった直明(土屋陽翔)は、牧野のもとで定期検査を継続中。ある時直明は、1年生の澪(諸林めい)がみんなに「無視してる」と言われていることが気になる。