俳優の水上恒司が主演を務めるテレ東ドラマプレミア23『シナントロープ』(10月6日スタート 毎週月曜 後11:06~)はこのほど、第1話の予告映像を公開した。

 本作は2021年に放送され、話題を集めたアニメ『オッドタクシー』の脚本で知られる此元和津也氏がオリジナルストーリーを書き下ろした。此元氏は、原作・脚本を手掛ける映画『ホウセンカ』の公開を10月10日に控え、ヤングジャンプでは原作を務めた漫画『カミキル-KAMI KILL-』の連載が始まるなど、漫画・実写・ドラマの垣根を超え活躍の場を広げている。

 舞台は、街の小さなバーガーショップ”シナントロープ”。ある日、店内に現れたのは、目出し帽をかぶった2人の男。1人はレジ係の志沢匠(萩原護)に銃口を突きつけ「金を出せ」と迫り、もう1人はなぜかハンバーガーを頬張る“変な客”。謎すぎる状況に呆気にとられる都成剣之介(水上)、水町ことみ(山田杏奈)、木場幹太(坂東龍汰)の視線が交錯する。都成は銃を持つ男を押さえ込もうと、もみくちゃになる中で銃が暴発。さらなる混乱を招く中、水町は椅子で応戦し果敢に立ち向かう。「めちゃくちゃだって水町…。危なすぎるだろ」。息を切らす都成だが、この謎の状況には “ある秘密”が隠されていた。

 都成が突如現れた強盗と揉み合う激しいアクションで始まったかと思いきや一転、メロウな音楽にのせて、個性豊かな“シナントロープ”の8人が次々に登場。昔は神童と呼ばれていたが今は冴えない大学生・都成、トラブルメーカー気質の水町に続いて、木場、里見奈々(影山優佳)、田丸哲也(望月歩)、室田環那(鳴海唯)、志沢、塚田竜馬(高橋侃)と、どこにでもいそうな男女8人が不穏な空気とともに描かれていく。ラストには、暗い部屋でフルーツをむさぼる、謎の組織〈バーミン〉の冷徹なトップ・折田(染谷将太)の姿も映し出され、8人の青春の日常に迫る不穏な影をじわじわと広げていく。そして浮かび上がる、「あの人は…とんでもないです」。意味深な言葉が、物語のさらなる謎と波乱を予感させる。

 このほか、新キャストも解禁。“シナントロープ”の気だるげなオーナー・加藤を、黒田大輔。神出鬼没な老紳士を、綾田俊樹。 “シナントロープ”のある人物の過去に複雑に絡み合っていく若い男を、栗原颯人。その相棒的存在である謎めいたおじさんを、山本浩司が演じる。

 オープニングテーマは柴田聡子&Elle Teresaの「ときめき探偵 feat. Le Makeup」。エンディングテーマはS.A.R.の「MOON」に決定した。

【コメント】
■柴田聡子
Le Makeupさんから「探偵」というアイデアをいただいて、Elle Teresaさんのすごいリリックと歌声をいただいて、「シナントロープ」にまつわる人々をとりまく楽しさと危うさとうっすら交わる曲ができました!

■S.A.R.
エンディングを担当しますS.A.R.です。初のドラマタイアップということで気合を入れて作品の世界観を彩れるような楽曲を目指して作りました。歌詞や音色、構成など細部までこだわってますので、ぜひたくさん聴いてください!

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