『忠臣蔵』は、元禄時代(1702年)に実際に起こった仇討ちを題材に歌舞伎などで取り上げられて以来、何度もドラマ化、映画化、舞台化されてきた屈指の名作。
藤岡は、堀部安兵衛役を演じる。「今回、今までさまざまな形で語り継がれ、上映されてきた『忠臣蔵』という歴史的題材に個人的に2回目となる堤監督と、そしてここに集まったそうそうたる先輩方の皆様とご一緒できることを、まずは本当に光栄に思います」と感謝。「前回、僕が堤さん演出の元で出させていただいた『西遊記』では演者のアドリブであったり、堤さんの持ち前のギャグセンスが大いに光るような内容だった。今回、一変して無骨な時代劇。どういう演出になるのか、自分たちもどう演じるのか、まずワクワクでいっぱいです」と心境を語った。堀部安兵衛というファンが多いキャラクターを演じる。
「個人的にすごく挑戦的な役柄で、彼は四十七士の中でも剣道と称される人物。討ち入りに行く際も先頭に立って、敵に突っ込んでいくような役かつリーダー格。上に立つに足る器、内面性とか人間性を持ち合わせた人物だと思う。そこに今21歳の自分がどう持っていけるのか、どう表現できるのかのが自分の中で1つ課題だなと思っています。
さらに、立石俊樹(浅野内匠頭役/小林平八郎役)、崎山つばさ(不破数右衛門役)、岐洲匠(片岡源五右衛門役)、石川凌雅(大高源吾役)、近藤頌利(清水一学役)、藤林泰也(大石主税役)、唐木俊輔(矢頭右衛門七役)、財木琢磨(寺坂吉右衛門役)、松田賢二(原惣右衛門役)、徳重聡(色部又四郎役)、珠城りょう(阿久里瑤泉院役/おかる役)といった個性豊かなキャストが出演する。
2025年12月から2026年1月にかけて、東京・明治座(12月12日~28日)を皮切りに、名古屋、高知、富山、大阪、新潟(長岡)全国6ヶ所で上演される。
この日は、上川、藤原、立石、岐洲、石川、近藤、唐木、財木、松田、徳重、珠城、高橋、堤氏も参加した。