ヒットメーカー・野木亜紀子氏の完全オリジナル脚本で届ける本作は、会社をクビになったサラリーマンが、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う(?)かもしれないジャパニーズ・ヒーロードラマ。
本作の主人公・文太(大泉)は、会社をクビになったどん底サラリーマン。妻と離婚し、財産分与と慰謝料で貯金は底をつき、ネットカフェを泊まり歩く日々。そんなある日、文太はとある会社の最終面接に合格、社長から思わぬ言葉をかけられる。「君には今日から、ちょっとだけエスパーになって、世界を救ってもらいます」。
“ちょっとだけエスパー”になった文太に与えられた仕事は“世界を救う”こと。さらに、人を愛してはいけないという実に不条理で不可解なルールまで課されたうえに、用意された社宅で見知らぬ女性・四季(宮崎あおい ※崎=たつさき)といきなり夫婦生活を始めることになる。自分を本当の夫だと思い込んでいる四季に戸惑いながらも、文太はちょっとだけエスパーの仲間たちと大奮闘する。
岡田は、野木が脚本を手掛け、「第48回日本アカデミー賞」で10部門受賞という快挙を成し遂げた映画『ラストマイル』(2024年)で、優秀助演男優賞を受賞。そんな岡田が本作では、文太らをエスパーにした張本人であり、「世界を救え」と命じる謎のボス・兆(きざし)を演じる。
文太をはじめ、エスパー仲間の桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)、をちょっとだけエスパーにした張本人で、「ノナマーレ」の社長でもある兆について、岡田は「こんなに何も言えない役柄って今までない(笑)!」と苦笑い。しかし、「僕は“人生の選択”をテーマに兆を演じています。
また「こんなに先が気になる台本は久々で、やっぱり野木さんはすごい方だなと思った」「こんなに豪華なキャストのドラマはなかなかないので、皆さんの演技合戦を見られるのは、とてもぜいたくな時間になると思う」と出演の喜びも語っている。
そして毎週火曜、新キャストが発表されるたびに黒塗りのシルエットから写真に切り替わっていたポスタービジュアルがついに全面解禁。同時に、クールな7人のモノクロ写真と大きく“エスパー”という文字をあしらったデザインが目を引くもう1種類のポスタービジュアルも初公開された。さらに、全キャラクター登場の最新特報映像も公開となった。
本作は、放送直後からTVer・ABEMAで無料見逃し配信、TELASA(テラサ)で見放題配信がスタート。さらに、Netflixでの世界配信が決定。国内および海外(190以上の国と地域)において、放送後の深夜0時から配信がスタートする。
■岡田将生(兆役)コメント全文
――本作に出演が決まった時のお気持ちは?
単純に面白そうだなと思いましたし、20歳・21歳の頃からお仕事させていただいている大泉さんと久々にご一緒できるのも楽しみでした。そしてなんといってもこんなに豪華なキャストのドラマはなかなかないので、皆さんの演技合戦を見られるのは、とてもぜいたくな時間になるのではないかなと思って、すごくうれしい気持ちになりました。
――野木亜紀子さんのオリジナル脚本を読まれた感想をお聞かせください
野木さんの脚本はやっぱり面白いな、そしてやっぱり難しいなということですね。いま日本が抱えている社会的な問題も含まれているのにクスッと笑えるという…。
――兆というキャラクターの印象は?
兆は「ノナマーレ」という会社で社長を務めています。皆さんにミッションを課して世界を救ってもらうんですが、それを総括する役柄です。でも今はこれ以上言えないんです。こんなに何も言えない役柄って今までなくて(笑)! だから見てくださる視聴者の方には、このドラマ自体も楽しんでほしいですし、僕が演じる兆という役についてもいろいろと考えてほしいなと思っています。中盤あたりから、1話から見返したくなるような仕掛けがいろいろありますので、ぜひ兆にも注目していただけたらうれしいです。
――本作にはいろいろなエスパーが登場しますが、気になっているキャラクターは?
実際にはまだ大泉さんとしかお芝居をさせていただけていないんですが、台本を読んでいる段階から完璧に桜介(ディーン・フジオカ)さんのファンです。早く桜介さんの決めせりふ「花咲かせとく?」を生で聞きたいと思うぐらい、人間臭くて、とてもかわいらしいキャラクターなんです。それをディーンさんがどう演じられているのかを見るのがすごく楽しみですし、早くあのキャラクターと対面したいですね。
――実際に撮影に入られていかがですか?
野木さんの脚本はキャラクター同士の会話がすごく面白いんです。だから文太さんとの掛け合いにしても、今まで自分が演じてきた役柄とも全然違っていて、不思議な空気が流れている感じなんです。ものすごくクリエイティブなものが生まれる現場なのではないかと思いながら参加させてもらっています。
――ほかのキャストの皆さんとご一緒するうえで、楽しみにしていることはありますか?
皆さん大先輩ですから、若輩な私はどこかで切り口を…と思っているんですが、たぶん大泉さんが司会的な感じで輪に入れてくださると思います。いろいろなお話をお聞きしたいですし、この台本についても、たぶん皆さんそれぞれ読み方が違うと思うんですよ。なのでどう解釈して演じられているのかも皆さんにお聞きできたらうれしいです。
――ジャパニーズ・ヒーロードラマにちなみ、岡田さんにとってのヒーローは?
僕にとっては、常に寄り添ってくれる人がヒーローですかね。生きていく中では、やっぱりどうしたって喜ばしいことばかりではなく、いろんな悲しみや苦しみがあると思うんです。そんな時にすっと隣にいてくださる方が僕にとってはヒーローみたいな感じかな、と思います。
――エスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいですか?
家に猫が2匹いるんですが、昨日も「この子たちの声が聞こえたら、生活がもっと豊かになるのではないか」と思ったんです。たまに僕、見下されているなという瞬間があったりして(笑)、動物の声が聞こえるエスパーがあればうれしいなと思った…んですが、それではなく熟睡できるエスパーが欲しいです! 最近、年齢なんですかね…すぐ目が覚めちゃうんです(笑)。めっちゃ疲れているのに、3時間ぐらいで起きちゃうんですよ。で、天井を見つめるんですけど、やっぱり10分、15分ぐらい寝られないんですよね。朝、仕事があるから6時、7時に起きるんですが、ちゃんと寝ているのにやっぱりちょっと疲れているなって。だから、ちょっとだけでもいいから熟睡できるエスパーが欲しいです。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
僕は自分のテーマが“選択”なのではないかと思っているので、“人生の選択”をテーマに兆というキャラクターを演じています。最終回が終わる頃、いま僕が言った言葉が「あぁ、そういうことか」と思ってもらえるのではないかと思うぐらい、熱量を込めてこのドラマに参加しております。皆さんには、ぜひ1話も見逃さずに、このドラマを見てほしいなと思っております。