第5話でMEJが向き合うのは、亡くなった人ではなく“生きている人”の鑑定依頼だ。
今回は、休暇中の真澄(ディーン)に代わり、臨床法医学(生きている人の鑑定)専門の若き法医学者・高森(綱)が中心となり、事件をひもとく。しかし、診察にあたっていた高森は、奏太の体に残された虐待を疑わせるアザを目にした瞬間、震えが止まらなくなる。実は高森自身も、かつて虐待を受けていた過去を持っていた。その後、疑惑の目は、同じく虐待の経験を持つ紀田へ向けられる。繰り返される“虐待の連鎖”という深い闇。少年がおびえる“怪物”の正体とは一体何なのか。
紀田役の前田は、連続テレビ小説『ちむどんどん』(2022年/NHK)や『完全不倫-隠す美学、暴く覚悟-』(2025年/日本テレビ系)などに出演し、子役時代から培われた確かな演技力と圧倒的な存在感で異彩を放つ。本作では、粗野で不器用な振る舞いの裏に、自身も虐待の被害者であったという消えない傷を抱える複雑な役どころを体現。
本作は、日本社会が抱える“死因不明”という闇に真正面から切り込み、“遺された痕跡”を手がかりに、隠された真実とその人が生きた証を解き明かしていく物語。法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」のメンバーたちが、数々の難事件に挑んでいく。
◆前田公輝
Q.本作のオファーを受けて
「温かく包み込みながらも、どこか希望を感じさせてくれる物語だと感じました。日々の生活の中で、近すぎるがゆえに大切な人に愛されていることさえ忘れてしまいそうになることがありますが、本作は自分を心から愛してくれる人の存在や、味方でいてくれる人の大切さを改めて認識させてくれます。感謝の気持ちを持って、また一歩前に進もうと思えるような作品です。また、僕が演じた紀田諒司は、愛にあふれながらもどこか不器用な人物。法医学という分野を通じて、遺体の“心”をくみ取り、遺族が前を向くきっかけを届けるという“法医学ヒューマンドラマ”の持つ力に大きな魅力を感じました。この物語の一員になれたことを、とてもうれしく思います」
Q.撮影に参加してみて
「短い撮影期間でしたが、子役の長尾翼くんとたくさんお話できたことがとても印象に残っています。僕自身、6歳の甥(おい)がいることもあり、彼と過ごす中で自然と“父性”のような感情がにじみ出ていたらいいなと思いながら向き合っていました。また、山口紗弥加さんとの二人芝居も非常に心強く、瀧内公美さんとも共演できてうれしかったです。
Q.視聴者の皆さまへメッセージ
「自分が真実だと思っていることも、実は誰かの思惑によって形作られているかもしれない――。本作は、物事を多角的に見つめる大切さに気づかせてくれる物語です。不器用ながらも温かい愛が、生きることに少し疲れている方々の心に寄り添い、忘れかけていた大切な記憶を呼び起こしてくれるはずです。この作品が、改めて愛する人や大切な人のことを想うきっかけになればうれしいです」

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